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建設業 人手不足

なぜ建設業界は人手不足?3つの要因と5つの対策をわかりやすく解説

業界動向
2024年問題 人手不足 働き方改革 残業上限規制

労働人口の減少が続く昨今、さまざまな業界で働き手が足りない状況が続いていますが、建設業界もその一つです。この記事では、建設業界における人手不足の現状や要因、人手不足を解消するための5つの対策をわかりやすく解説します。人手不足に悩んでいる建設業界の方は、ぜひ本記事の内容を役立ててください。

人手不足の中、2024年4月より施行された「働き方改革関連法」。これにより生じるとされている2024年問題について、以下で詳しく解説しています。全体像を理解したい方はご覧ください。

関連記事:2024年問題で建設業界がすべきことは?具体的な課題と対応策を解説

建設業界における人手不足の現状

建設業界における人手不足の現状

建設業界における人手不足の現状はどうなっているのでしょうか。厚生労働省によると、令和5年12月の全体の有効求人倍率は1.27倍でした。建設業界関連の同時期の有効求人倍率は、以下の通りです。

  • 建築・土木・測量技術者:7.29倍

  • 建設躯体工事従事者:10.46倍

  • 建設従事者(建設躯体工事従事者を除く):5.83倍

  • 土木作業従事者:7.43倍

全体の有効求人倍率1.27倍と比較すると、建設業界関連の有効求人倍率の高さは明らかです。そのため、建設業界は依然として深刻な人手不足の状態が続いているといえます。

参考:一般職業紹介状況(令和5年12月分及び令和5年分)について|厚生労働省
参考:参考統計表|厚生労働省

関連記事:施工管理の人手不足が深刻化

建設業界の雇用に関して知っておくべきポイント

建設業界では、長きに渡り人手不足が指摘されています。ここでは、建設業界の雇用において知っておくべきポイントについて解説します。

2024年問題

建設業界では、現在2024年問題に対してどのように向き合っていくべきか、盛んに話し合われています。2024年問題とは、働き方改革関連法の施行によって発生する諸問題の総称です。そのなかでも特に取り上げられているのが、36協定についてです。

36協定とは、労働基準法第36条で定められている労使協定のことで、違反した場合には罰則が課される恐れがあります。従来建設業は36協定の適用外でしたが、2024年4月からは原則月45時間、年360時間を超える時間外労働ができなくなります。

結果、業界全体で効率的な業務運営や労働時間の管理の徹底が必要となり、現在多くの企業が新たな労働スタイルの確立に取り組んでいます。

関連記事:2024年からの建設業における残業規制

「建設キャリアアップシステム」の導入が本格化

建設業界では、「建設キャリアアップシステム」の導入が本格化しています。建設キャリアアップシステムとは、国土交通省が進める建設業と技能者を支えるシステムのことです。2019年4月にサービスがスタートし、2023年8月末時点で技能者は約126万人、事業者は約24万社が登録しています。

建設業界は、従業員のキャリアアップの仕組みや賃金制度を整えている真っ最中です。建設キャリアアップシステムの導入が進めば、技能者が技能、および経験に応じて適切に処遇される建設業を目指せます。現在も国土交通省と建設業団体で連携して普及や利用促進に取り組んでいるため、今後さらに多くの企業が利用すると予想されています。

参考:建設市場整備:建設キャリアアップシステムポータル | 国土交通省

建設業界における人手不足の3つの要因

建設業界で人手不足が続いているのは、何故なのでしょうか。主な人手不足の要因を3つ解説します。

業界全体で高齢化が進んでいる

建設業界における人手不足の原因として挙げられるのが、業界全体の高齢化です。少子高齢化が指摘されて久しい日本ですが、その影響は建設業界にもおよんでいます。国土交通省の資料によると、29歳以下の建設業就業者が約12%なのに対して、55歳以上の建設業就業者は約36%です。

建設業界の高齢化は、2025年問題にも関連しています。2025年問題とは、労働者の多くが高齢となり、現場の第一線から引く時期に差し掛かっている問題です。彼らの引退のタイミングが2025年のため、2025年問題ともいわれています。そのため、2025年以降は労働人口の大幅な減少をはじめ、次世代への技術承継のような問題が発生するでしょう。

参考最近の建設業を巡る状況について【報告】|国土交通省

給与水準が低い傾向にある

給与水準の低さも、建設業界全体で人手不足を招いている原因の1つです。日給制を採用している企業の場合、悪天候が原因で作業がなくなり、給与額が安定しません。状況次第では、最低賃金を下回る可能性もあるでしょう。

給与水準の低さは、若い労働力を獲得するにあたって大きなデメリットです。業界全体の離職率の高さも、新規の従業員を獲得する障害になっています。

建設業の需要そのものが拡大している

業界全体の人手不足の原因として、建設業の需要の拡大も挙げられます。建設業界の建設投資額は、毎年順調に増え続けています。国土交通省によると、2023年度の建設投資は、70兆3,200億円になる見通しです。2022年度の建設投資と比較すると、2.2%も増額しています。

インフラのメンテナンスや大阪万博、リニア中央新幹線などの新規プロジェクトも進んでいるため、今後も業界全体の需要は高まるでしょう。

参考:令和5年度(2023年度) 建設投資見通し 概要|国土交通省

建設業界における人手不足を解消するための5つの対策

建設業界における人手不足を解消するための5つの対策

建設業界で深刻化している人手不足を解消するためには、何をすればよいのでしょうか。具体的な解決策を5つ解説します。

1. 業界のイメージアップを図る

労働人口を増やすためには、建設業界全体のイメージアップを図る必要があります。建設業界は、給料が安く休みも少ないにもかかわらず、過酷な労働環境で危険な作業があるイメージを持たれやすいでしょう。

現在建設業界では、そのイメージを払拭するための取り組みが行われています。具体的な例としては、建設現場で使用する道具や制服をデザイン性が高いものにする、重機の試乗体験を実施するなどが挙げられます。

2. 工期の設定を見直す

工期の見直しも、建設業界の人手不足を解消するために必要な取り組みです。建設業は、現在需要が拡大していますが、労働人口が足りません。そのため、多くの建設現場をこなせるように工期が短く設定されるケースがあります。結果、工期を守るために長時間労働が発生しやすい状況になり、建設業界の労働者が減少する悪循環に陥っています。

工期を見直して適切な期間が設定できれば、労働者の負担が減り、離職率の低下に歯止めがかかるでしょう。

3. 労働環境の改善を進める

人手不足を解消するにあたって、労働環境の改善は重要です。建設業は、全体的に労働時間が長く休日が少ない傾向にあります。労働環境が厳しければ人は集まらず、雇えても長く働いてもらえません。

労働環境の整備は建設業界における重要な課題の1つです。すでに述べている適切な工期の設定も、1日の労働時間の削減対策になります。国土交通省の「建設業働き方改革加速化プログラム」でも、適正な工期設定と週休2日制の導入が推進されています。

参考:建設業働き方改革加速化プログラム|国土交通省

関連記事:建設業における働き方改革とは?適用される規制や取り組むべきことを解説
関連記事:【建設業】働き方改革の週休2日は義務?メリット・デメリット・課題を解説

4. 福利厚生を充実させる

人手不足を解消するために、建設業界では福利厚生の改革も進められています。建設業界は長い間、福利厚生の問題、特に社会保険未加入の問題を抱えてきました。社会保険料は企業が保険料の半分を負担することになります。コストカットのために社会保険に加入しない企業が存在しました。

現在は国の取り組みとして、社会保険未加入の建設企業は建設業の許可や更新を認めない仕組みが作られています。

5. 生産性向上を図る

企業によっては、作業工程に無駄が発生しているため、状況が余計に悪化しているケースは少なくありません。生産性が向上すれば少人数で業務をこなせるだけでなく、業務のクオリティが向上する可能性も高まります。

作業を効率化するには、ICT建機やツールの活用、DX化の推進が挙げられます。DX化では、クラウド上で図面や工程、工事写真などを管理することがカギとなり、大幅な効率化が見込めます。また、IT技術に頼るだけでなく、従業員同士で手間のかからない工法を共有するのも有効です。

建設業界の効率化に欠かせない「DX化」によって実現できること

建設業界の効率化に欠かせない「DX化」によって実現できること

建設業界の効率化を進めるにあたって、DX化は欠かせません。DX化とは、データとデジタル技術を活用して企業の競争優位性を確立することと言い換えられます。例えば、現場に欠かせない図面1つとっても、クラウド上で共有すれば関係者への共有も簡単になり、手戻りを防げます。

クラウド型建設プロジェクト管理サービス、ANDPAD(アンドパッド)もDX化を進めるサービスとして注目を集めている存在です。図面に手書きで書き込める、現場で図面上に写真を配置してその場で指示出しできるなど、利便性が高いといえます。

人手を増やさず生産性を上げることに成功した「DX事例」

最後に、クラウド型建設プロジェクト管理サービスANDPAD(アンドパッド)導入の成功事例について紹介します。

西部ガス株式会社

西部ガス株式会社は、1930年の設立以来、北部九州エリアの家庭や企業へ都市ガスを提供している企業です。年々人材不足が深刻化し、長時間労働も課題だったことから、DX化を進めます。

サポートの手厚さとアプリ自体の使いやすさが決め手となり、2019年よりANDPAD(アンドパッド)の本格的に導入しました。

結果、ANDPADの活用で情報共有がスピーディになり、工程の遅れの大幅な減少に成功しました。お客さまの満足度も向上し、西部ガス株式会社におけるDX化は大きな成功を収めます。

以下、導入事例を詳しくご紹介しています。

参考:労働時間の低減や人手不足の対策に、ANDPADで現場管理の効率化を図るため 全地区で平準化した推進を実現

まとめ

建設業界は、現在高齢化や給与水準の低さなどが問題となり、労働人口を確保することが困難な状態が続いています。日本の人口自体が減少している昨今、建設業界の人手不足を解消するためには業務効率の向上が欠かせません。そのために重要なのが、業界全体のDX化です。

ANDPAD(アンドパッド)は、シェアNo1を誇るクラウド型建設プロジェクト管理サービスです。使いやすいUI、およびUXを実現する開発力から、建設業界をはじめ業種を問わず数多くの企業やユーザーが利用しています。年間数千を超える導入説明会を実施するなど、手厚いサポートも特徴です。興味を持った人は資料のダウンロード、またはお問い合わせください。

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