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工程表テンプレートを活用しよう|活用の注意点・メリット・選び方を解説

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目次
  1. 工程表テンプレートとは?
    1. 工程表とは?
  2. 工程表テンプレートの種類
    1. 作業ごとの必要日数がわかりやすい「バーチャート工程表」
    2. 作業の進捗状況が直感的にわかる「ガントチャート工程表」
    3. 工事全体の流れがわかる「ネットワーク式工程表」
    4. 作業の進捗状況がグラフ化された「グラフ式工程表」
    5. 工事全体の進捗状況がわかる「出来高累計曲線(バナナ曲線)」
  3. 工程表テンプレートを活用する際の注意点
    1. いきなり大規模工事に使用しない
    2. 工事の期間ごとの工程表テンプレートを作る
    3. テンプレートの属人化を防ぐ
    4. テンプレートはカスタマイズする
    5. 活用しやすいテンプレートを選ぶ
  4. 工程表テンプレートの選び方
    1. 自社の作業内容に合うテンプレートを選ぶ
    2. 誰でも使える仕様のテンプレートを選ぶ
    3. 信頼できる企業のテンプレートを選ぶ
  5. 工程表テンプレートを活用するメリット
    1. 工数表を作成する手間がなくなる
    2. 最初から必要な項目が含まれている
    3. カスタマイズすれば活用範囲が広がる
  6. 工程表テンプレートを活用するデメリット
    1. OSによっては使えないテンプレートがある
    2. 既存の関数を変更すると使えなくなる
    3. 専門知識がないとカスタマイズは難しい
  7. 工程表テンプレートのおすすめ5選
    1. 「テンプレートNAVI」のカレンダー式テンプレート
    2. 「[文書]テンプレートの無料ダウンロード」のカレンダー式テンプレート
    3. 「Microsoft」のガントチャート式テンプレート
    4. 「エクセルソフトライブラリー」のガントチャート式テンプレート
    5. 「業務用テンプレート」の工程フロー管理用のテンプレート
  8. まとめ

建設工事などで、施工管理のための工程表を作成する際には、テンプレートを活用すると便利です。インターネット上では、さまざまな種類のテンプレートが配布されています。この記事では、施工管理のための工程表テンプレートの種類、工程表テンプレートの選び方などについて解説しています。テンプレート活用のメリットも解説するため、参考にしてください。

工程表の全体像を把握したい場合は、こちらの記事をご覧ください。

関連記事:効率的な現場管理のための工程表とは?役割や種類、効果的な作り方などを徹底解説

工程表テンプレートとは?

工程表テンプレートとは

工事表テンプレートとは、工事などの工程を管理するために作成される、工程表のひな形のことです。多くのテンプレートは、エクセルなどで作成されていて、インターネット上で配布されています。パソコンのOSやエクセルのバージョンによっては、正常に作動しなかったり、数式を変更することで使えなくなったりするため、注意が必要です。

工程表とは?

工程表は、工事のスケジュール・作業内容を時系列に書き表したもので、工事の着工から完工までのスケジュールをすべて表示し、作業管理のために使われます。多種類の工程表テンプレートの中から、現場の規模や作業内容に合うものを選ぶなどの注意が必要です。

工程表テンプレートの種類

以下では、よく使われている工程表のテンプレート5種類について解説します。

作業ごとの必要日数がわかりやすい「バーチャート工程表」

バーチャート工程表は、縦軸にタスクの項目、横軸に日付が示されます。作業ごとの必要な日数がひと目でわかるなど、画面が見やすいため、スケジュールを把握しやすいです。作業同士の関連性が把握できないため、作業の遅延が発生したとき、後の作業への影響についての判断が難しくなります。

関連記事:バーチャート工程表とは?メリット・デメリットや作成手順について解説!

作業の進捗状況が直感的にわかる「ガントチャート工程表」

ガントチャート工程表は、縦軸にタスクの項目、横軸に進捗率が示されます。作業の進捗情報がひと目でわかり、複数の作業が同時進行する場合に、それぞれの進捗状況が把握できて便利です。修正作業も簡単に行えます。バーチャートと同様に、作業同士の関連性が把握できないため、作業の遅延が発生したとき、他作業への影響が判断しにくいです。

関連記事:ガントチャート工程表とは|バーチャート工程表との違いや作成方法も解説

工事全体の流れがわかる「ネットワーク式工程表」

ネットワーク式工程表は、丸数字(数字をまるで囲んだものなど)と矢印(→など)で作成されます。大規模作業や、1つの作業が終わらないと次の作業を開始できない工事などの、前後関係が重要なスケジュール管理に向くテンプレートです。

全体の流れ・タスクの関連性がわかりやすく、作業遅れによる、他作業への影響が把握しやすくなっています。工程表の作成と、工事の進捗状況の判断が難しい点がデメリットです。

関連記事:ネットワーク工程表とは?作成方法や知っておきたい用語・ルールも徹底解説

作業の進捗状況がグラフ化された「グラフ式工程表」

グラフ式工程表は、縦軸に進捗率、横軸に日付を示し、曲線のグラフでタスクの進捗状況を示します。予定と実績が記載できるため、作業日程とタスクの進捗状況がわかりやすいです。作業同士の関連性もわかりやすく、作業の日程変更の影響が把握しやすくなっています。作成方法が複雑なところが難点です。

工事全体の進捗状況がわかる「出来高累計曲線(バナナ曲線)」

出来高累計曲線は、縦軸に進捗率、横軸に日付を記載し、曲線で進捗状況が示されます。工事全体の進捗状況を管理するために活用され、バナナ曲線などとも呼ばれています。工事全体の進捗状況が把握できるため、工期の遅れに気づきやすく、早めの対処が可能です。1作業の進捗状況のみが記載されるため、他作業の進捗状況は別の工程表で確認する必要があります。

工程表テンプレートを活用する際の注意点

工程表テンプレートを活用するときに、気をつけておくべきポイントについて解説します。

いきなり大規模工事に使用しない

テンプレートによっては、使いこなすまでに時間がかかることがあるため、いきなり大規模工事に使用することはおすすめできません。小規模の工事から使い始め、テンプレートの使用に慣れた頃に、大規模工事での活用を始めてみましょう。

工事の期間ごとの工程表テンプレートを作る

工事期間が長くなる場合は、全体の工程表だけではなく、週単位・月単位など、期間ごとの工程表を作成することをおすすめします。テンプレートも1種類ではなく、全行程用・週単位用・月単位用など、複数準備しておきましょう。但し、工程表が増える分、管理も煩雑になりがちなので注意が必要です。

以下、週間工程表、月間工程表について詳しく解説しています。

関連記事:週間工程表とは?作成方法や記入するべき事項などを解説!
関連記事:【建設業】月間工程表のテンプレート3選!種類や見やすい表のポイントを解説

テンプレートの属人化を防ぐ

テンプレートの属人化を防止することも重要です。テンプレート入力などの業務が属人化されてしまうと、担当者の退職後、後任の担当者が作業できなくなる可能性があります。属人化を防ぐために、テンプレートの使用方法、工程表の管理方法のマニュアルを作成しておきましょう。

テンプレートはカスタマイズする

テンプレートは、可能な範囲でカスタマイズして使うことをおすすめします。入手したテンプレートには、自社で必要な項目を反映できていない場合があります。カスタマイズには、表・グラフ作成、関数の知識などが必要になるため、カスタマイズ後には、マニュアルの作成を必ず行いましょう。

活用しやすいテンプレートを選ぶ

テンプレートは、自社で活用しやすいテンプレートを選びましょう。インターネットで提供されているテンプレートは、種類が豊富です。自社の工事作業や管理体制などに合うものを、探し出すことで、工程を管理しやすくなります。

工程表テンプレートの選び方

工程表テンプレートの選び方

多くの工程表のテンプレートが、インターネット上で公開・配布されています。自社で使いこなせるテンプレートの選ぶポイントについて解説します。

自社の作業内容に合うテンプレートを選ぶ

当然ですが、自社の作業内容に合うテンプレートを選ぶことが大切です。事前に、自社に必要な項目を明確にしたうえで、テンプレートを探しましょう。テンプレートが、自社のパソコンで使用できるかも確認する必要があります。

誰でも使える仕様のテンプレートを選ぶ

自社の従業員が、誰でも使える仕様のテンプレートを選ぶことが大切です。見た目のきれいさだけではなく、シンプルで誰にとっても見やすく、使いこなせるテンプレートを選ぶことをおすすめします。担当者が退職しても誰も困らず、簡単に使えることを1番の目安としましょう。

信頼できる企業のテンプレートを選ぶ

個人が作成したものではなく、信頼できる企業が作成したテンプレートを選びましょう。信頼できる企業のテンプレートは、建築業法・業界の決まり・法改正などが反映されている可能性が高く、安心して使えるためおすすめです。

工程表テンプレートを活用するメリット

以下では、工程テンプレートを自社で作成するのではなく、既存のテンプレートを活用することで得られるメリットについて解説します。

工数表を作成する手間がなくなる

テンプレートを活用することで、工程表作成のための時間と手間は不要となり、他の業務に専念できます。工程表を自作するためには、専門的な知識が必要であり、作成作業のために多くの時間を割く必要があります。

最初から必要な項目が含まれている

必要な項目が含まれているテンプレートを選ぶことで、記載すべき項目の抜けや漏れが発生しません。自作した工程表において、重要な項目を見逃していて後から追加する場合、他の項目への影響もあり、修正のための作業負担が大きくなります。

カスタマイズすれば活用範囲が広がる

テンプレートは、カスタマイズすることで、活用できる範囲が増えます。専門的な知識があれば、テンプレートのカスタマイズは難しくはありません。カスタマイズしやすいテンプレートを、選ぶことも重要です。

工程表テンプレートを活用するデメリット

工程表テンプレートを自社で作成するのではなく、既存のテンプレートを活用した場合のデメリットについて、解説します。

OSによっては使えないテンプレートがある

自社のOSの種類、エクセルのバージョンによっては、使えないテンプレートがあります。テンプレートを選ぶ際に、必要なOS・エクセルのバージョンの確認をしておきましょう。Macのみ、Windows11以上などの指定があり、適合していない場合、テンプレートが上手く作動しない可能性があります。

既存の関数を変更すると使えなくなる

テンプレートは、複雑な関数を使って作られることが多いため、既存の関数を変更すると、工程表が使えなくなる可能性があります。意図しない誤った操作であっても、関数の変更・削除などをした場合、入力したデータの計算が行われなくなるため、注意が必要です。

専門知識がないとカスタマイズは難しい

既存のテンプレートをカスタマイズするためには、専門知識が必要です。既存のテンプレートをそのまま活用する場合、専門知識は必要ありません。新たな機能を追加することは、専門知識がないと難しいです。

工程表テンプレートのおすすめ5選

工程表テンプレートのおすすめ5選

エクセルを使って作られた工定表テンプレートの中から、おすすめの5つを紹介します。

「テンプレートNAVI」のカレンダー式テンプレート

「テンプレートNAVI」が提供する、カレンダー式テンプレートには、6か月分の工程表が表示されます。1か月分が、6セルに分けられ、5日ごと記入できるように設定され、作業期間を横線で記載します。カスタマイズが可能です。

「テンプレートNAVI」のカレンダー式テンプレートの詳細はこちら

「[文書]テンプレートの無料ダウンロード」のカレンダー式テンプレート

「[文書]テンプレートの無料ダウンロード」が提供する、カレンダー式のテンプレートは、1か月単位で工程表が表示されます。年月を入力すれば、日付と曜日は自動で表示されるため、使いやすいです。使いやすいようにカスタマイズすることもできます。

「[文書]テンプレートの無料ダウンロード」カレンダー式テンプレートの詳細はこちら

「Microsoft」のガントチャート式テンプレート

「Microsoft」が提供する豊富なテンプレートの中から、ガントチャート式のテンプレートを紹介します。プロジェクトをフェーズとタスクごとに分類でき、担当者・タスクの開始日と終了日・達成率を記録することが可能です。こちらもカスタマイズが可能となっています。

「Microsoft」のガントチャート式テンプレートの詳細はこちら

「エクセルソフトライブラリー」のガントチャート式テンプレート

「エクセルソフトライブラリー」が提供する、ガントチャート式のテンプレートです。日割り工程表、及び月割り工程表に対応していて、工程の項目・状況などを日や月単位で入力できます。全機能を使用するためにはソフトの購入が必要で、カスタマイズが可能です。

「エクセルソフトライブラリー」のガントチャート式テンプレートの詳細はこちら

「業務用テンプレート」の工程フロー管理用のテンプレート

「業務用テンプレート」が提供する、工程フローを管理するためのテンプレートです。作業工程の流れ・手順を明確にするための、工程名・管理項目・規格・管理方法・装置・治具頻度が記入できます。こちらもお好みでカスタマイズが可能です。

工程フロー管理用のテンプレートの詳細はこちら

まとめ

工程表を初めから自社で作成することは、負担が大きくなりますが、テンプレートを使えば、簡単に作業工程の管理ができます。自社に必要な項目のそろったテンプレートを選ぶことが大切で、カスタマイズできれば、さらに活用の幅が広がります。ただし、カスタマイズの際に、既存の関数を変更すると使えなくなることがあるため、注意が必要です。

導入企業数No1のサービスのクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD(アンドパッド)」には、工程表機能が備わっています。テンプレート機能を活用すれば、誰でも簡単に新規の工程表を作成することができ、業務時間の効率化することができます。工程に変更があった場合も、スマホ1つで修正すればリアルタイムに最新の情報が共有されます。年間数千を超える導入説明会を実施するなど、サポート体制も充実していますので、まずはお問い合わせください。

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