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工事写真 撮り方

工事現場における工事写真の撮り方|6つのコツや撮り忘れ防止策を徹底解説

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工事写真 工事黒板

工事写真は、工事現場の施工状況を記録する大切な資料です。施工状況を正しく記録するには、工事写真の撮り方のコツを押さえておく必要があります。本記事では、工事写真の撮り方のコツ、撮り忘れにより発生する問題、注意点などを解説します。ぜひ参考にしてください。

工事写真の基本と目的

工事写真の基本と目的

工事写真は、着工前から完成までの各段階で撮影されます。工事写真を撮ることで、施工状況や施工経過を記録しておけます。「建築」や「土木」などの業種によって工事写真の撮影項目が変わるため、担当する工事に合わせて撮影項目をチェックし、漏れのないようにしましょう。

工事写真の撮影が必要な理由

工事写真の撮影が必要な理由は、以下のとおりです。

  • 各施工段階における施工状況を記録するため
  • 構造物の寸法、使用材料の品質が設計図どおりだと証明する資料を得るため
  • 施工方法が仕様書に従ったものだと証明・説明するため
  • 工事の完了後、保全・維持管理するための証拠資料を得るため
  • 各施工段階を記録し、他工事の参考資料とするため

工事写真の撮り方が分かる資料

基準を満たさない工事写真は資料として認められません。例えば、工事写真で写し込まないといけない部分について、写真撮影要領には以下のように記載されています。

  1. 工事名
  2. 工事種目
  3. 撮影部位
  4. 寸法、規格、表示マーク
  5. 撮影時期
  6. 施工状況
  7. 立会者名、受注者名
  8. その他

撮影前には、「営繕工事写真撮影要領 令和5年版」を一読の上、内容を理解しておきましょう。工事写真の仕様や禁止事項なども確認しておくと安心です。

※引用:営繕工事写真撮影要領 令和5年版|国土交通省大臣官房官庁営繕部整備課

工事写真を撮る流れ

工事写真は以下の手順で撮影します。

  1. 撮影計画を立てる
  2. 必要な撮影機材・黒板(白板)を準備する
  3. 撮影する
  4. 撮影した写真を管理する

手際よく工事写真を撮り保存するためには、撮影機材や黒板の準備などを効率よく進めなくてはいけません。

工事写真の撮り方 6つのポイント

工事写真の撮り方 6つのポイント

必要要素を盛り込んだ工事写真を撮るには、撮影計画と事前準備が重要です。工事写真の撮り方で大切なポイントを解説します。

1. 施工前の段階で撮影計画を立てる

施工を進めてしまってから「本当はあの日撮影が必要だった」となっても遅いため、工事写真の撮影には計画性が求められます。撮り忘れのリスクを避けるために、関係者全員に撮影計画を共有しておきましょう。

ただし、施工中にいきなり「撮影するため作業を中断してほしい」と伝えると、効率が悪くなる恐れがあります。効率よく作業を進めるには、作業開始前に全体ミーティングなどで段取りを連絡するようにしましょう。

2. 「5W1H」を読み取れる写真を撮影する

証拠として認められるには、以下の「5W1H」を読み取れるように工事写真を撮る必要があります。

  • When(いつ):撮影時期
  • Where(どこで):撮影部位
  • Who(誰が):立会者や受注者
  • What(何を):工事名や工事種目
  • Why(なぜ):施工の目的や寸法、規格、表示マークなど
  • How(どのように):施工状況

工事写真のみでは5W1Hが伝わりにくいときは、一緒に撮影する黒板に詳細を書いてフォローします。

3. 完成形をイメージしながら撮影位置を決める

完成形が写真に収まるように、撮影位置を決めてください。証拠として認められるには、前述した「5W1H」が写真から読み取れなければいけません。撮影位置が近すぎると必要な要素が写真1枚に収まりきらず、遠すぎると見えにくくなります。

また、太陽の位置にも注意して撮影位置を決めましょう。太陽光を背にすると、撮影者の影が工事写真に写り込む場合があります。逆光で撮影すると、太陽光が邪魔して全体がかすんでしまいます。

4. 黒板の位置と見やすさを確認する

黒板には、工事写真で伝えることをフォローする大切な役割があります。しかし、黒板の配置や書き方によっては内容が見えにくくなります。工事写真の撮影で、黒板について注意するポイントは次のとおりです。

  • 字の大きさ、濃さは適切か
  • 記載内容に間違い・過不足はないか
  • 太陽光が反射していないか
  • 写したい場所を隠していないか

撮影後に黒板の内容や写り方に不備がないか、小まめにチェックするようにしましょう。

ANDPAD(アンドパッド)の黒板機能を活用すれば、黒板作成から黒板付き写真撮影、写真整理、写真台帳作成までを一元管理できます。

※参考:ANDPAD黒板 | 黒板写真にかかっていた業務を大幅削減

5. 撮影機材の準備を万全にしておく

手際よく撮影するためには、準備が大切です。黒板に書く情報は多いため、あらかじめ記入したものを現場に持っていきましょう。カメラやスマートフォン、三脚、計測器具などのグッズも忘れず携帯します。

また、カメラの状態もチェックしてください。カメラがあってもバッテリーが少なかったり、容量不足だったりすると工事写真の撮影・保存に差し障ります。

6. 写真はその場で確認する

撮影した工事写真に不備があるとき、その場で分かれば撮り直しできます。しかし、不備に気づかずに施工を進めると撮り直しのチャンスを失います。詳しくは後述しますが、写真の補正やトリミングは禁止されているため、撮影した工事写真を都度確認してください。

工事写真の撮り忘れにより発生する問題

工事写真の撮り忘れにより施工状況を確認できなければ、以下のトラブルが発生する恐れがあります。

  • 関係者同士でコミュニケーションを取りにくいためミスが起きる
  • 問題点に気づかずに施工を進めてしまい、やり直しが起きる
  • 危険な状態を見過ごして事故を引き起こす
  • 施工状況の遅れに気がつかず、納期を守れない

これらのトラブルを未然に防ぐためにも、工事写真の撮り忘れには細心の注意を払いましょう。

工事写真の撮影を忘れないためのコツ

工事写真の撮影を忘れないために、以下の方法を試してみてください。

  • 撮影対象のチェックシートを作成する
  • 工事写真の撮影担当者を任命する
  • 工事写真撮影の重要性を関係者全員で共有する
  • スケジュールに工事写真を撮影するタイミングを書き込んでおく
  • 工事写真撮影のタイミングに、アラームやリマインダーを設定する

なかでも、施工管理専用のアプリ・システムには、情報共有に役立つ機能が搭載されているため、工事写真の撮影忘れ防止に役立つでしょう。

愛知県名古屋市に本社を構える株式会社シントー様(内線工事や太陽光発電設備など再生可能エネルギー分野を手掛けている)は、施工管理アプリANDPAD(アンドパッド)の「記録ピン機能」を活用して写真の撮影漏れを解消することができました。

詳しくは、以下の導入事例記事をご覧ください。

参考:ANDPAD記録ピン機能の活用!写真撮影の遠隔サポート、写真の撮影漏れを解消

工事写真の撮り方3つの注意点

工事写真の撮り方3つの注意点

電子媒体で提出する写真の標準仕様を定めた「デジタル写真情報管理基準」には、写真の編集を認めないという規定があります。また、撮影後のデータの管理にも注意が必要です。工事写真の撮り方における3つの注意点について押さえておきましょう。

※参考:デジタル写真管理情報基準|国土交通省

1. 補正(加工)しない

補正(加工)に相当する作業を、一部以下に示しました。

  • 影になった部分が見えにくかったため、明るさを調整した
  • 全体がぼんやりして見えたため、コントラストを調整した
  • 黒板の文字が間違っていたため、ソフトを使って修正した

工事写真として認められなくなるため、補正はやめましょう。

2. トリミングしない

トリミングとは、写真に写り込んだ不要な部分を切り取ることです。対象物が小さすぎるとして、工事写真全体を拡大して必要な部分のみ切り抜く行為もトリミングです。工事写真はトリミングできないため、余計な人や物が写り込まないように注意し、万一写り込んでしまったら撮り直しが必要です。

3. 写真のバックアップを保存しておく

万一のときにデータを失わないように、複数の場所にバックアップを取っておくと安心です。バックアップ先の一例を以下に示しました。

  • 外付けハードディスク
  • 共有サーバー
  • クラウド環境

とくに、クラウド環境にバックアップを取るとデータを共有しやすく、事務所や施工現場などさまざまな場所からデータにアクセスできます。

ANDPAD(アンドパッド)にも写真管理機能が備わっており、撮影した写真は案件ごとのフォルダに自動的に整理され、クラウド上に保存されます。写真データのバックアップはもちろん、整理や報告書作成にかかる時間を大幅に削減できます。

詳しくは、以下のページをご覧ください。

※参考:ANDPAD写真管理機能の活用で、データ整理と報告書作成にかかる時間を大幅削減!

工事写真を撮るならANDPAD施工管理アプリにおまかせ

施工管理アプリのANDPADは、工事写真の撮影に関連する機能が充実しています。スマートフォンで撮影した直後の工事写真を、そのままクラウド上で保管・共有できます。写真をピックアップしてフォーマットに格納すると、スムーズに写真台帳を作成可能です。

また、工事写真の撮り忘れに気づいたら、チャットルームを通じてリアルタイムに撮影を指示できるので、取り忘れ防止にも効果的です。

まとめ

工事写真は撮り方のコツを押さえて撮影しなくてはなりません。工事写真の補正やトリミングはできないため、必要な要素が盛り込まれているか、不要なものが写り込んでいないかよく確認しましょう。

クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD(アンドパッド)」は、数多くの企業に導入されています。シェアNo.1サービスとして、業種を問わず、数多くの企業・ユーザーが利用しています。使い勝手のよいUI・UXでスムーズに操作いただけます。年間数千を超える導入説明会を開催するなど、サポート体制も充実しています。

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