ANDPADへの切り替えを機に、協力会社への運用浸透を図る
同社はANDPAD以前にも、施工管理システムを導入していたが、使い勝手が悪く、図面共有以外の機能は稼働していなかった。「現場で使えなければ意味がない」という考えから、同社はシステムの切り替えを検討。工程表や進捗状況の見やすさ、使い勝手の良さを評価し、2020年12月にANDPADの導入を決めた。
「デジタルが苦手な職人からも好感触を得られた。誰でも使えるというのは大きかった。」と近藤氏は当時を振り返る。そして、協力会社からの報告がANDPAD運用の肝と考えた同社は、運用浸透に向けて「ANDPADラリー」をスタートした。
社員の積極的な姿勢が「ANDPADラリー」を成功へ導いた
社員と協力業者が協力したゲーム性のある「ANDPADラリー」を実施した結果、同社では早期にANDPADの運用が定着。7~8割の協力会社がANDPADを活用している。現場の進捗状況がリアルタイムに分かるようになったことで、協力会社からの電話や図面のやりとりによる負担も大幅に減少した。工事担当だけではなく、営業担当や設計担当も利便性を実感しており、協力会社からも「導入して正解だった」と声が上がる。「チャットで現場の状況が分かるので、今後は少しずつ現場に行く回数を減らし、お客様との時間に充てたい。」と、平賀氏も意気込む。
さらなる事業拡大に向け、同社は今後もANDPADを活用した生産性向上を目指す。デジタルの導入にゲームのような楽しさを取り入れた同社の取り組みは、多くの導入推進者様の参考になるに違いない。
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