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ウェアラブルカメラ

工事現場のウェアラブルカメラとは?使うメリットや種類、注意点などを解説

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ウェアラブルカメラとは、身体に付けて利用するカメラです。主に頭や胸などに装着し、ハンズフリーで使えます。

作業現場を把握したり、作業手順の記録に活用できるため、、工事現場にウェアラブルカメラが導入されることもあります。

この記事では、ウェアラブルカメラの概要や工事現場で使われる種類などについて解説します。ウェアラブルカメラを使うメリットや注意点などについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ウェアラブルカメラとは

ウェアラブルカメラとは

ウェアラブルカメラとは、頭や胸など身体の一部に装着して使うカメラです。手でカメラを持つ必要がなく、ハンズフリーで撮影できるのが特徴です。

スポーツや動画配信といった娯楽で使われるほか、昨今では工事や建設現場でも導入が進んでいます。具体的な活用方法は、作業現場の状況を把握して遠隔から指示を出したり、作業手順を記録して共有するなどです。

工事現場にウェアラブルカメラの導入が推進される理由とは

工事現場でウェアラブルカメラの導入が進められている理由は、工事現場におけるさまざまな問題に対してアプローチできるためです。

例えば、工事現場における問題として、人手不足や労働時間の長さなどが挙げられますが、ウェアラブルカメラの導入によって対応や改善を図ることができます。

遠隔からの操作・指示によって人員の移動時間が短縮されたり、情報共有がしやすくなって作業の効率化が図れたりと、少ない人数での対応や労働時間の短縮を実現できる可能性が上がります。

工事現場で用いられるウェアラブルカメラの種類

ウェアラブルカメラには複数の種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。工事現場で用いられる種類と詳細は、下記の通りです。

1. ヘッドセット型

工事現場で用いられるウェアラブルカメラの種類の1つが、ヘッドセット型です。ヘッドセット型のウェアラブルカメラは装着部分が頭部のため、実際に作業している人の目線に近い高さで撮影できます。

臨場感のある映像となるため、遠隔からの指示がしやすいというメリットがあります。また、音声のやり取りができる物も多く、リアルタイムでのコミュニケーションが可能です。

2. ヘルメット型

ヘルメット型も、工事現場で用いられやすい種類のウェアラブルカメラです。利点として、既存のヘルメットを流用できたり、使い慣れるのが早かったりする点が挙げられます。

ヘルメットにヘッドストラップを固定すれば、アダプターを介してウェアラブルカメラを差し込むだけで装着できます。専用のヘルメットを別途用意する必要はないほか、衣服や三脚などにも付けられるため汎用的です。

3. メガネ(スマートグラス)型

メガネ型やスマートグラスといった形式のウェアラブルカメラも、工事現場で用いられやすいです。

メガネをかける要領で装着できるので、撮影される映像の高さ・角度などがリアルに再現されます。

使用すると目が覆われるという注意点もありますが、片目タイプであれば視界を確保しつつカメラを使えるため、問題にはなりにくいでしょう。

工事現場でウェアラブルカメラを使うメリット

工事現場でウェアラブルカメラを使うメリット

工事現場でウェアラブルカメラを使うと、さまざまなメリットを得られます。ここからは、メリットの種類とそれぞれの詳細を解説します。

遠隔地から現場支援ができる

遠隔地から現場支援できることが、工事現場でウェアラブルカメラを使うメリットの1つです。なぜなら、送られてくる映像を参考にすれば、実際に現場に居なくても指示を出せるからです。

ハンズフリーで音声のやり取りができると、手を止めず作業を続けられます。また、移動時間の削減にも繋がるので、複数の現場を掛け持ちで対応するのにも役立ちます。

作業や業務の効率化に繋がる

工事現場でウェアラブルカメラを使うメリットとして挙げられるのが、作業や業務の効率化に繋がることです。

遠隔地からの現場支援が可能になれば、移動時間が削減されつつ複数の現場を掛け持ちしやすくなります。また、ハンズフリーで音声のやり取りが行えるため、作業を続けながら指示・報告をこなすことが可能です。

現場説明や検査なども、ウェアラブルカメラを通じて行えば1か所に集まる必要がありません。集合場所の周知や移動する手間が省けて、効率アップに繋がります。

属人化を解消しやすい

工事現場でウェアラブルカメラを使うメリットとして、属人化を解消しやすいことが挙げられます。

ウェアラブルカメラを使えば、作業の手順や技術の詳細などを、実際の感覚に近い状態で撮影することができます。そのため、その場で確認したり教えてもらったりする必要がなく、後から映像を見返して学ぶことも可能です。

技術の継承や各種研修が容易になれば、特定の人しか対応できない作業・業務が減って属人化を解消しやすくなるといえます。

人手不足の解消に繋がる

ウェアラブルカメラの利用は、現場の省人化や作業効率の向上などにも繋がります。現場の省人化に繋がる理由は、遠隔からの指示が可能になって、実際に現場に赴く人員が削減されるからです。

作業が効率化する理由は、リアルタイムで作業ミスに対する指示を出せたり、遠隔から確認できて移動時間が不要になったりすることなどが挙げられます。

また、遠隔による指示や確認は、現場監督が複数の現場を掛け持つのを容易にします。現場間の移動や着替え、作業員への指示などにかかる時間が短縮され、効率化を達成しやすいでしょう。

工事現場におけるウェアラブルカメラ選びの3つのポイント

工事現場におけるウェアラブルカメラ選びのポイントは3つあります。下記で、ポイントの種類とそれぞれの詳細について解説するので、参考にしてください。

1. 操作性

工事現場におけるウェアラブルカメラ選びのポイントとして挙げられるのが、操作性です。工事現場で作業しながら使うことを想定しているため、手元を邪魔せず操作できるものが好ましいでしょう。

特に、ワンタッチで接続できるタイプはおすすめです。作業時でも簡単に操作できるほか、ウェアラブルカメラを使い慣れていない人でも扱いやすいでしょう。

2. ブレ補正

ブレ補正の有無も、工事現場におけるウェアラブルカメラ選びのポイントです。なぜなら、工事現場では移動や作業で動く機会が多いためです。

映像が見やすくなると、さまざまなメリットを得られます。具体的なメリットは、遠隔での指示を正確に出しやすくなったり、作業ミスに気づきやすくなって修正する手間が省けたりなどです。

3. 防じん性能

がれきや土砂などを扱う工事現場では、粉塵が発生しやすいのが特徴です。そのため、ウェアラブルカメラを選ぶ際は、防じん性能にも注目しましょう。

粉じんは、ウェアラブルカメラの故障に繋がります。粉じん除去装置や粉じん防止剤など、工事現場においての対策はありますが、ウェアラブルカメラ自体も防じん性能に優れている方が好ましいです。

ウェアラブルカメラに関する注意点

ウェアラブルカメラに関する注意点

ウェアラブルカメラを導入する前に、注意点も把握しておきましょう。ここからは、具体的な注意点とそれぞれの詳細を解説します。

操作に関する研修を行う

ウェアラブルカメラを効果的に使うために、操作に関する研修を実施しましょう。対象となるのは、実際に装着して使う現場の作業員や、離れた場所で各種データを扱う担当者などです。

研修は実施するだけではなく、準備や関連する事項の整備なども必要となります。具体的には、利用までのスケジュールの決定や、マニュアルの作成・規則の策定などが挙げられます。滞りや問題が発生しないように、計画を練りましょう。

プライバシーに関して規定を決める

プライバシーに関して規定を決めることも、ウェアラブルカメラに関する注意点として挙げられます。

ウェアラブルカメラの性質上、映像に従業員や現場関係者が映り込むことは避けられません。そのため、事前に従業員や現場関係者に対して同意を得たり、プライバシーに関する規定を整備して周知したりする必要があります。

環境の整備にコストがかかる

ウェアラブルカメラを導入しただけでは、効果を得にくいといえます。本体以外にも、通信設備やモニターなどを導入して、環境を整備する必要があります。

規模や設備にもよりますが、一定のコストがかかるのは避けられません。また、遠隔での運用やデータの管理などを担当する人員も用意する必要があり、別でリソースを割く必要があることも覚えておきましょう。

まとめ

ウェアラブルカメラの詳細や導入が推進されている理由、ウェアラブルの種類や使うメリット、選ぶ際のポイントや注意点などを解説してきました。

人手不足の解消や長時間労働の防止が求められる昨今では、システムによる業務の効率化は欠かせません。

ANDPADは、現場と経営に必要な情報を一元管理できます。そのため、現場作業の効率化に加え、経営指標を可視化して改善をサポートします。

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