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強電工事・弱電工事一式を請け負う大規模現場でANDPADを運用(後編)

株式会社ケイ・エヌ・システムプランニング 様
従業員規模 51〜100名
利用機能
課題
  • 撮影した写真をPCに取り込み、表計算ソフトへ手入力して台帳を作成する手間が発生していた
  • 進捗を個々の紙図面で管理していたため、電話や現場訪問をしないと状況が把握できなかった
  • 現場へ行く際、大量の製本図面やバラの図面を持ち歩く必要があり、確認作業に苦労していた
効果
  • 1クリックで写真台帳が作成可能になり、黒板情報の自動転記でデータ入力の手間が大幅に削減された
  • 図面上への色付けやピン立てで進捗・是正事項を共有でき、離れた現場間の移動時間も削減された
  • タブレット1台で最新図面や情報を即座に確認可能になり、重い図面を持ち歩く負担が解消された

導入事例について詳しく知りたい方は、お問い合わせください。

株式会社ケイ・エヌ・システムプランニングのご紹介

東京都江東区亀戸に本社を置き、関東一円で電気工事業・電気通信工事業を手がけている株式会社ケイ・エヌ・システムプランニング。「強電エンジニアリング」「弱電エンジニアリング」「ネットワークエンジニアリング」の3つを事業の柱とし、建物・施設のデジタル化工事に総合的に対応している。

前編では、同社の事業内容やDX推進の目的、ANDPADの導入後の変化を紹介した。後編では、実際に現場でANDPADを活用している施工一部 工事主任 橘学也様、同部 大寄彰人様にインタビューを実施。お二人が取り組んでいる工事の概要やANDPADの運用方法、導入後の変化についてお話を伺った。

また、ANDPADの利用浸透に向けた課題、今後の展望について、代表取締役社長 志水一雄様、技術・施工本部 施工二部 部長 霜山秀明様のお話も紹介する。

大規模団地の建て替えにおいて強電工事・弱電工事一式に対応

2025年12月現在、橘様と大寄様が担当しているのが、管理戸数約3,000戸を有する大規模団地の建て替え工事だ。このプロジェクトの第1期工事において、同社は団地5棟・280戸以上の電気工事を担当している。実装設備は、電灯・動力幹線、照明器具、電話設備・テレビ共聴設備、住宅内LAN、防犯設備、消防設備など多岐にわたる。まさに強電工事と弱電工事、ネットワーク工事に総合的に対応できる同社の強みを活かした現場と言えるだろう。

この現場では、建物の躯体工事で先行して電線管を通す「スラブ配管」が採用されている。躯体の強度に影響を与えないよう、細かなルールに沿った施工が必要になるため、打ち合わせも頻回になるという。

「現在、北・南・東に分かれた5棟の工事が同時に進行しています。工事内容は基本的には一緒ですが、工事が進むにつれて進捗に差が出ていますので全棟の状況把握が重要になっています。また、一緒に作業をしてくださる協力会社さんや建築会社さんが棟ごとに異なるため、私たち施工管理担当は多くの工事関係者とやりとりをしながら工事を進めています。」(橘様)

手探りながらも、ANDPADの運用を軌道に乗せた

この現場の引き渡し予定は2027年。現在は躯体工事が進行しており、一部内装工事に着手し始めている棟もあるという。ただ、基礎工事の段階では、橘様や大寄様は別の写真管理ソフトの無料版を利用して写真管理を行っていた。ANDPAD導入にあたって、この現場がモデルケースとして選ばれて運用が始まったのだが、切り替えへの抵抗はなかったのだろうか。

「ANDPADの利用が決まってからは、以前使っていた写真管理ソフトからANDPADに完全に切り替えて写真管理を行いました。両方を併用する期間があると、どうしても好みが影響して管理が統一できなくなると考えたためです。最初は手探りでしたが、私や大寄はITツールを触るのが好きだったので、少しずつ運用を軌道に乗せることができました。」(橘様)

「社長をはじめ、経営陣が新しいものを取り入れようと動いてくれているので、時代に沿った業務の進め方ができていると感じています。今までのやり方を変えようとすると、最初は受け入れてもらえなかったり、失敗もあったりすると思いますが、まずはやってみないとわからないので、経営陣が率先して動いてくださっているのはありがたいですね。」(大寄様)

写真台帳作成が効率化、情報共有もスムーズに

では、ANDPAD導入後、現場ではどのような変化が生まれているのだろうか。

「以前利用していた写真管理ソフトは、黒板付き写真を撮影してからPCに取り込み、表計算ソフトで写真台帳を作成していました。その点、ANDPADは写真を選択して1クリックで台帳作成ができますし、黒板情報も一括で転記されて便利です。表計算ソフトの台帳にデータを手入力していた手間が削減されました。」(大寄様)

「これまでは製本された図面やバラの図面を持って現場に行き、チェックや打ち合わせをしていました。今はタブレット1台を持っていけば図面や情報がすぐに確認できます。図面を印刷したり、持ち歩く煩わしさが軽減されました。」(橘様)

また、この現場では、ANDPAD図面を現場の進捗管理と自主チェックに活用しているという。

「協力会社の職人さんが図面通りに配管をしてくれているか、ルートや種類、本数などをチェックし、ANDPAD図面上に色付けをしながら完了箇所を確認しています。注意点や是正事項があれば、図面上にピンを立ててコメントを書き込み、情報を共有しています。」(橘様)

「以前は、紙の図面で自主チェックを行っていた」と話す橘様。ANDPAD図面への切り替えによって、情報共有がスムーズになったと実感している。

「これまでは、担当者それぞれが紙の図面に進捗を書き込んでいたので、紙が手元にないとどこまで作業が進んだのかがわかりませんでした。メッセージアプリや電話で状況を聞いたり、現場にわざわざ来てもらって報告を受けていたので手間がかかりました。その点、今はANDPAD図面を開けばお互いのチェック状況や注意点をリアルタイムで確認ができるので、引き継ぎや連携がスムーズになっています。離れた現場を行き来する時間も削減できています。」(橘様)

全現場でのANDPAD活用を目指し、情報発信を活発化したい

現在、同社がANDPADを運用しているのは、工事が長期間にわたる大規模プロジェクトが中心だ。今後、全現場でANDPADの利用を浸透させる上で、1日工事のような小規模案件でどのようにANDPADを活用していくかが課題だと、同社は認識している。

「これまで当社はアナログに偏った業務の進め方をしていたと思いますが、手探りながらもデジタル活用が進み、徐々に利用が浸透してきています。今後は大規模案件だけではなく、小規模な現場でも利用できるように私たちの利用方法を社内へ広めていかなければならないと感じています。」(橘様)

「デジタルに馴染みがある社員とそうではない社員で、利用度に差があるのが現状です。ただ導入しただけでは宝の持ち腐れになってしまいますので、ANDPADを使い倒している社員からの情報発信を活発にして、周囲を巻き込んでいきたいと考えています。」(霜山様)

3つの事業領域を横断して情報を共有し、事業拡大を目指す

社会全体でのDX推進によって、同社が手がけるネットワークインフラ整備の重要性は一層高まりを見せている。同社でも、ネットワーク工事の売上が着実に伸びてきており、今後は強電・弱電・ネットワークのシナジーを活かしてさらなる事業拡大を目指すという。

最後に、今後の展望を伺った。

「事業領域によって工事内容は大きく違いますが、『電気』といった大枠の中で3つの領域は密接に絡み合っています。他部門の工事を知っていると知らないとでは仕事の進め方が全く違ってきますし、他部門の技術への理解を深められれば、エンジニアとしても大きな武器になります。今後は、大小問わず工事情報をANDPADに集約し、全部門で情報を共有したり、過去の履歴をさかのぼって学べるような一元管理体制を構築していきたいです。」(志水様)

「私は弱電、ネットワーク工事が専門ですが、ANDPADで強電工事の現場写真を見ると、想像していた工事内容と異なる部分や新たな発見も多く、同じ会社ながら感心する所が多々あります。隣の部署がどんな仕事をしているのかを理解すれば業務上の調整もしやすくなりますし、会社としての一体感も増すと考えています。」(霜山様)

同社では、社内の各部門が連携して動き、組織全体の生産性向上・利益最大化へとつなげていく「全体最適」の実現を目指している。社員がお互いの業務の重要性を理解し、それぞれのポジションで活躍できる環境の創造にもANDPADを活用していく考えだ。今後も同社の活動に注目し、ANDPADを通じて引き続きサポートしていきたい。

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