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さらば夜明けの報告書、ようこそ働きやすさ! 改革は、いつもANDPADから始まる

株式会社一大通信 様
従業員規模 21〜50名
利用機能

導入事例について詳しく知りたい方は、お問い合わせください。

鉄道大国である日本。その安全性は世界からも高い評価を獲得している。その基盤を支えているのが厳しい安全基準を満たす確かな施工技術だろう。東北地方における鉄道電気通信工事の雄として業界からの信頼が厚い(株)一大通信。同社が抱えていた鉄道設備工事ならではの悩みを解消したのがANDPADだ。

夜間作業明けの報告書作成

鉄道電気通信工事は駅から駅の間、トンネル内、山間部などでの工事が多く、現場が毎日のように異なるため現場事務所を構えることが難しい。ゆえに作業後に発生する報告書の作成は事務所に戻ってから行うことが同社の常識だった。しかも鉄道工事は夜間作業が中心のため眠い目をこすりながらまとめる報告書の作成が、社員にとって大きな負担となっていた。
鉄道設備工事は、乗客の安全を担保するために施工方法や作業手順などに厳しいルールが設けられている。同社では現場での仕事に集中して、より質の高い工事を提供するために社員のオフィスワークの負担を削減したいと考えていた。
デジタルシフトによって活路を見いだすべく、複数のメーカーのソフトをテストするも答えには到達できなかった。その理由にはパッケージでしか導入できない、自社で希望していた運用が難しいといった課題があったからだ。そのような悩みを抱えているときに出会ったのがANDPADだった。

ANDPADで働き方を変えられる!

かつての同社は月末になると、紙やExcelなどさまざまなフォーマットで提出された日報や、月報を集約する作業が発生していた。未提出分を回収しなければ確認作業に移れず、確認には数時間かかることも珍しくなかった。
デジタル推進担当である総務部の熊谷氏は、ANDPADを試してみたときに誰でも現場で報告書を作成できる操作性に、現場時代から強く願っていた「現場からの直帰」の実現を確信したという。
ANDPADを導入したことで、提出状況をリアルタイムで確認でき、報告漏れがあっても担当者にリマインド通知することで日報を回収できるようになった。現在、月末の管理作業は数分程度。現場、総務ともに業務改善を達成できた。さらに日報の提出が徹底されるようになって、夜勤により発生する残業時間の把握と管理にも効果を実感しているという。

資料の一元管理により施工力アップ

同社では、元請けと施工法検討会を実施して施工上の注意点や危険箇所を確認し、担当者と情報を共有している。しかし紙ベースの資料を配布しても、現場では常に確認ができないことに悩んでいた。そこでANDPADのフォルダに、検討会の資料や現場調査の写真をアップして一元管理するようにした。するとANDPADから必要な情報をすべて確認できるようになり、施工前の作業責任者と作業員で再確認してから施工に臨めるようになった。

ANDPADが教育ツールに

鉄道工事は現場内の変化が少ないため、写真だけの情報では振り返りが難しい。そこでANDPADを導入してからは電子小黒板機能である「ANDPAD黒板」を活用して「〇〇トンネルの何キロの地点の××設備」とメモを残すことで、工事の振り返りや「××設備工事で使用した工具と材料」という情報から、更新工事の段取りにも活用できるようになった。過去の工事に関する情報を振り返る仕組みが設けられたことで、「先輩がこう言っていた」「過去の資料があるから担当者に伝えよう」と、業務に関する自発的なコミュニケーションが活発になったという。こうした変化に手ごたえを感じた社員たちが、教育用として積極的に現場写真を撮影してANDPADへアップするようになった。毎月実施している安全会議でも、撮影した写真を全員で確認することで教育ツールとして重宝しているようだ。

さらなる改革にANDPAD

「社員には楽しく元気で働いてもらいたい。この会社に入って良かった、自分の家族に誇れる、社員の子どもたちにも入社を勧められる会社にしたい」と語る清水社長。より働きやすい会社へとステップアップするため「ANDPAD AWARD」における導入企業の事例動画を参考に、ANDPADで活用できる機能やアイデアを模索している。そう、改革は、いつもANDPADから始まるのだ。

これからANDPADを始めるみなさんへのアドバイス

専任としてANDPADの導入、推進を2年間担当しています。チャレンジしたい取り組みを説明する際は、各社員に直接説明して意見に耳を傾けることが大切です。取り組みの意図を理解していただけますし、良い提案をいただくこともあります。最近、日報に工事の進捗を記載する「工事完工情報」を追加すべく、現場担当者と運用や記載方法などを相談しながら決定しました。要望や疑問点をクリアしたうえで運用方法を決定して、定着につながるパターンを見つけていくのが良いのではないでしょうか。
導入当初は運用方法などで迷うことがありましたが、営業担当者の強力なサポートやアドバイスをいただけたことが成功への道筋を描けたのだと思います。

株式会社一大通信のご紹介

社名:(株)一大通信
本社:宮城県柴田郡柴田町大字中名生字佐野5-1 
URL: https://ichidait.com/
話者:(株)一大通信 清水 幸二氏、熊谷 優作氏

東北地域における鉄道電気通信工事のスペシャリスト集団。鉄道運行の安全を守るため、日々、研鑽を積んだ技術力と徹底した安全への配慮によって提供されるサービスは高い評価を獲得している。

 

(電気と工事 2024年8月号に掲載されたものの転載)

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