株式会社北都総建のご紹介
株式会社北都総建は、北海道札幌市に本社を置き、外構工事と除雪作業を手がける企業だ。代表の松坂様は、塗装工事会社や外構工事会社、ゼネコンで経験を積んだのち、2016年に個人事業主として独立。2025年には株式会社化し、さらなる事業拡大を目指している。
同社は、元請け企業宛に発行された請求書をもとに、請求金額を早期に受け取れる建設業向け資金調達サービス「ANDPAD早受取」を活用している。松坂様は、ANDPAD早受取をいち早く活用しはじめたユーザーのひとりである。今回は、ANDPAD早受取を導入する前の課題や導入後の変化について、松坂様から詳しくお話を伺った。

公共工事で鍛えた緻密な現場管理で信頼を獲得
門扉、塀、ガーデンスペース、人工芝、駐車スペース、アプローチなど、外構工事全般を主力事業とし、幅広い工事ニーズに対応している同社。公共事業で培ってきた緻密な現場管理力と誠実な対応が評価され、複数の元請け企業から多くの依頼が寄せられているという。
「家づくりは、お施主様がそこに暮らしている限り、最後の最後までコミュニケーションが続くものです。お施主様は、私は元請け企業の一員だと思っていますから、元請け企業様の名前に絶対に傷をつけないよう誠実な仕事を心がけています。」(松坂様)
松坂様は、元請け企業から依頼を受けた案件の合間に、個人や職人仲間から依頼された修繕工事にも対応。単発でアフターメンテナンスの工事依頼を請けることもあるという。積雪が増える冬季期間は、札幌市内や近郊の除雪作業にあたってライフライン確保にも尽力している。
支払いサイトの変更・資材高騰により、資金繰りが困難に
多くの案件に対応している同社だが、現在の体制は松坂様と社員1名、そのほか一人親方との連携で業務を行っている。松坂様は現場作業をこなし、深夜まで事務処理をするのが基本で、日々多忙を極めている。
「1つの現場の受注金額に対し、その日の資材費や人件費などをすべて計算し、利益率を%で算出しています。月単位でも表を作り、各現場の受注金額と現状の利益予測、売上の入金日、支払い期日も把握しています。『この日に入金があるから、この支払いは間に合う』というサイクルを常に把握しておくためです。」(松坂様)
依頼の増加にともなって請求書処理が増え、事務処理の負担を感じはじめたころ、同社の元請け企業の数社が「ANDPAD受発注」を導入した。「すべての元請け企業がANDPAD受発注を導入してくれれば仕事が楽になる」と松坂様が実感するほど、ANDPAD受発注は処理業務の効率化に貢献しているという。
しかし、このタイミングで数社の元請け企業から支払いサイトが変更になるとの発表があった。
「月末締めの翌月払いだったのが、翌々月払いに変更になりました。私たちは材料支給ではなく、材工込みで受注しています。元請け企業様からの支払いは、仕事をした月の月末締め・翌々月払いになる一方で、材料費や職人さんへの支払いは翌月末のままなので、運転資金に不安がある状況に陥りました。」(松坂様)
特に同社は、家づくりの工程で最後に着手する外構工事を担っている。松坂様は工期を見越して先行して材料を仕入れているが、前の工程に遅れがでれば、仕事に入れるタイミングも遅れる。その結果、工事が翌月にずれ込むと、材料費は先に支払わなければならないが、元請け企業からの工事代金はさらに一カ月遅れ、資金繰りに大きな負担がかかる。
資金繰りが厳しい背景には、資材の高騰もある。特に、当日のうちに使い切らなければならない生コンクリートが高騰し、天候不良によるキャンセル料が大きな負担としてのしかかるという。また、高騰した分の材料費を見積もり金額に転嫁できないケースも多い。前述の通り、外構工事は家づくりの終盤に着手するため、施主と元請け企業との契約時から時間が経ち、その間に材料費が上がってしまうのだ。材料費が1カ月で8%も高騰することもあり、経営を圧迫しているという。
ANDPAD早受取は不安なく利用できる
現場作業に取り組みつつ、資金繰りにも奔走していた松坂様。資産の売却を考えたり、個人のカードローンでキャッシングをしたこともあったという。しかし、資産はすぐには売れず、キャッシングするにも利子が高く、個人の信用情報への影響もある。そんな不安を抱える状況のなかで、松坂様が出会ったのが「ANDPAD早受取」だ。
ANDPAD早受取は、ANDPADのユーザーアカウントを保有する事業者を対象にしたサービスだ。受注企業は利用登録後、ANDPAD早受取上で申請すると請求金額の80%を上限に受け取れる。
「ANDPAD早受取を知り、札幌で行われた説明会に参加しました。本当にありがたいサービスだと思い、すぐに登録を決めました。まず利用の流れを確認するため、10万円ほど利用してみました。アンドパッドさんへ電話で質問をしながら使ったこともあり、システムに対する不安は全く感じませんでした。質問にもスムーズに答えていただいて助かっています。」(松坂様)
銀行の場合、融資を頼むには営業時間内に店舗へ足を運ぶ必要がある。必要な書類も多く、審査期間も長いが、必ず借りられるとは限らない。一方、ANDPAD早受取は手続きが簡単で、入金までが非常にスピーディーだ。システム上で申請をするとすぐに審査に入り、最短即日で入金される。
心にゆとりが生まれ、会社の将来を考えられるように
松坂様は、サービス登録後から5〜6回ほどANDPAD早受取を利用している。ANDPAD早受取を利用しはじめてから、「精神的なゆとりが生まれたのが大きな変化」だと松坂さんは語る。
「多くの仕事を受注すると嬉しい反面、材料費を支払えるのかという心配が常にありました。体の疲れは休めば回復しますが、お金回りのストレスや悩みごとでの精神的な疲れはなかなか取れない状況でした。それが、ANDPAD早受取という新しい選択肢が増えたおかげで、精神的な負担が大きく軽減しました。その結果、次の仕事や会社の将来について考える心の余裕が生まれています。」(松坂様)
松坂様は、ANDPAD早受取が返済スケジュールの管理をしやすい点についても評価している。現場作業と事務作業を並行し、複数の仕事を自分ひとりで考えなければならない状況で、うっかり返済を忘れてしまわないかという心配は、大きなストレス源だ。
その点、ANDPAD早受取は、返済期日までのカウントダウンがメールで届く仕組みになっている。返済期日は請求書記載の支払日の2営業日後となるため、何日までに資金を用意すればいいか、計画を立てて考えやすい。
「当社の協力会社に対して『支払いを遅らせてほしい』といった相談はしていません。万が一支払いが遅れれば、長年築いてきた協力会社さんからの信頼を失い、信頼回復までに時間がかかります。とはいえ、取引先様からの入金が遅れたり、突発的な出費があったりして、支払いが苦しくなることもあります。ANDPAD早受取は、そうした状況でも材料費や人件費を期日通り支払うための「最後の砦」になっています。」(松坂様)
以前には、高額な資材の仕入れと支払いサイトの掛け合わせの悪いタイミングが発生し、「会社が傾きそうになった」と、松坂様は明かす。そのときにもANDPAD早受取を利用して事なきを得たという。

新規事業を立ち上げ、さらなる事業拡大を目指す
同社は法人化を機に、がむしゃらに仕事を請けることで利益を生み出してきた経営から、利幅の大きい仕事を見極めて請ける経営へと舵を切ろうとしている。
松坂様は今後、事務所の隣の土地に大きな倉庫を建て、敷地内にも事務所を設ける考えだ。倉庫や事務所を個人事業主が集まる24時間稼働の共同作業場にして、家賃収入を得る構想を描いている。また、車の整備・販売をしている個人事業主を社員に迎え、北都総建の整備部門として立ち上げ、車両整備や運搬業といった新規事業を創出したいとも意気込んでいる。
最後に、ANDPAD早受取は、松坂様にとってどんな存在なのかを伺った。
「事業を拡大するためには融資を得たり、事業の採算性を厳しく見極めたりすることが必須です。大きな決断をする際には資金が不安になりますが、ANDPAD早受取があることで心にゆとりを持って仕事に向き合うことができています。ANDPAD早受取は、事業を続けていくための大きな「助け舟」です。」(松坂様)



