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クラウドアプリで業務効率化。公共自家消費案件の情報管理にエクソルがANDPADを活用

株式会社エクソル 様
従業員規模 101〜300名
利用機能
効果
  • 写真データや工程表などの資料を、スマホ・タブレットで簡単に共有
  • 数千枚の現場写真をANDPAD上に保存。写真選択や報告書作成も効率化
  • 施主からの要望なども、チャット機能ですぐに共有し、対応可能に

導入事例について詳しく知りたい方は、お問い合わせください。

多数の案件を同時に進行、工程管理が課題だった

建設業界で重宝されてきたクラウド型施工管理アプリ「ANDPAD」が、太陽光発電業界でも活躍の場を広げている。エクソルは現在、自治体の公共自家消費案件を多数手掛ける中、「ANDPAD」を使い業務改革を進めている。

太陽光発電業界を牽引するエクソルは、ある悩みを抱えていた。 工事現場では、写真データ、施工要領書や図面などの資料が大量に作成される。写真は現場で撮影後、社内に持ち帰りパソコンで表計算ソフトに貼り付ける。その重たいデータをファイル転送サービスにアップロードし、URLをメールで送り担当者がダウンロードするという手順だった。また施工要領書や図面などは、一現場でゆうに100ページを超える。それを印刷して関係者全員に渡すとなると、膨大な紙が消費される。 こうしたやりとりの手間をできるだけ簡単にしたい。そう考えている中、昨年、クラウド型施工管理アプリ「ANDPAD」のユーザーだった大手企業が元請、エクソルが下請として入る工事があった。「ANDPADのおかげで、現場でのやりとりがスムーズでした」と、エクソルSI事業本部の田中孝佳次長は振り返る。 同社は社内用の工事管理システムを作っていたものの、現場レベルでは使いにくさを感じていた。自治体の公共自家消費案件を多数手掛けることが決まり、早急なシステム改善が求められる中、複数のシステムを比較してテストする余裕も無い。そんな中での成功体験が、自社のANDPAD導入を後押しし、本格的に導入。公共自家消費案件を進める中で、その成果はすぐに表れた。

※エクソルが参加している 公共自家消費案件 とは
脱炭素に向けた動きが加速し、自然災害も増える中、避難所となりうる公民館、小中学校などに太陽光発電設備と蓄電池を整備する自治体が増えている。エクソルも多数の公共自家消費案件を手掛け、災害に強いモデル都市づくりを後押ししている。

 

 現場とのやり取りがスムーズに

補助金申請書類の作成にも期待 エクソルがANDPADを使用する場面は、下記01の表の通り。同社工事担当者による工程表作成から、着工後のフェンスや太陽光パネルの設置など複数の協力業者による現場の写真撮影までだ。 工程表、作業指示書、現場写真など必要な情報は、全てAND PADのアプリを入れたスマートフォンやタブレットで工事担当者と協力会社の間で簡単に共有できる。また「施主からこんな要望が出ている」といった現場の状況も、チャット機能を使えばすぐに関係者間で共有、対応できる。 職人の中にはITツールを使い慣れていない人もいる。事前に使い方の説明会などを開いたことで、導入後はやりとりがスムーズになり、業務効率の改善につながった。 今後は「補助金申請書類をANDPADの写真台帳機能で作成できるようになれば、さらに使い方の幅が広がります」と、SI事業本部の舟山朋美主任は期待を寄せる。ANDPADが太陽光発電業界で活躍する場が広がる。エクソルの成功事例が、その可能性をさらに高めそうだ。

 

01::左の業務フローは、ANDPADが主に使用される場面を表したもの。まず、 ① エクソルの内勤者が案件を登録した後、②エクソルの工事担当者が工程表を作成し、③着工前の現地調査資料と連携する。④必要な部材リスト、協力会社への作業指示書を作成し、⑤着工後は協力会社が工事現場を撮影して、適宜、工事担当者に報告する。 ⑥ 完工後の報告書もANDPAD上で作成できる。全ての資料がANDPADで共有され、エクソルの内勤者・工事担当者・協力会社間での情報管理が効率的になった。

02:ANDPADの工程表なら、工事ごとの担当や日程変更など最新の状況を一目で確認できる。工程ごとに通知や進捗状況を設定できるため、工期遅れも防げる。紙での印刷もでき、施主からは「見やすい工程表」と評判だ。

03:案件ごとに大量の画像を蓄積<ある案件のフォルダ別画像データ>
写真撮影は一現場に付き100枚を軽く超える。ANDPADに保存された写真をピックアップし、報告書に使用する。報告書もANDPADで作成できるのでスムーズだ。すでに数千枚の現場写真が保存されており、デジカメ・パソコンを用いた従来の作業よりも楽になり、効率化を実現した。

 

取材・文/大根田康介

※本記事は2021年10月発行「SOLARJOURNAL vol.39」において「USER REPORTクラウドアプリで業務効率化 公共自家消費案件の情報管理にエクソルがANDPADを活用」に掲載された記事を一部編集したものの転載となります。

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