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職人の稼働管理・情報共有が効率化、営業活動により集中できる環境へ

電気硝子建材株式会社 様
従業員規模 51〜100名
利用機能
課題
  • 表計算ソフトによる稼働管理で、最新の工程と職人の稼働状況が把握できなかった
  • 入力漏れにより、稼働状況の共有がうまくいかず、同じ職人へ依頼がバッティングすることも
  • FAXによる現場の施工依頼書や図面、地図の送付で、情報の共有漏れが発生していた
効果
  • 工程管理と職人の稼働管理が効率化され、1件あたりのリードタイムも30%削減
  • 工程管理の効率化で残業時間が20%削減、さらに営業活動に充てる時間も創出
  • 情報共有がスピーディかつ効率化され、協力会社からの電話本数が70%削減

導入事例について詳しく知りたい方は、お問い合わせください。

電気硝子建材株式会社のご紹介

世界有数の特殊ガラスメーカー・日本電気硝子株式会社のグループ会社として、ガラス建材の販売・施工を手がけている電気硝子建材株式会社。800℃に熱した後に氷水をかけても割れないほど熱衝撃に強い防火ガラス「ファイアライト」シリーズや、病院で医療従事者を日々の放射線被ばくから守る「放射線遮蔽用ガラス」など、業界の常識を変えるガラス建材製品を次々と生み出してきたリーディングカンパニーである。

光を柔らかく取り込みながら、意匠性の高い空間づくりを可能にする「ガラスブロック」や空間装飾用ガラスのほか、吸水率がほぼゼロでメンテナンスが容易な内外壁材「ネオパリエ」など、ガラスならではの特性を活かした製品を豊富に取り揃え、多様化するニーズに応えている。

独自性の高い製品を扱っているため、同社への引き合いは絶えず、施工現場は全国に広がっている。しかし、案件が多い分だけ、営業担当者は職人の手配や工程管理に大幅な時間を取られていたという。この現状を変えるために、同社は2023年にANDPADボードを導入した。

今回は、電気硝子建材株式会社 大阪支店 支店長 村中様にインタビューを実施。ANDPADボードを導入した経緯や導入後の変化について詳しくお話を伺った。

最新の工事日程・職人の稼働状況が確認できないことが課題に

同社の製品が採用されているのは、国内外の公共施設や医療施設、教育施設、ホテル、工場、住宅に至るまで多岐にわたる。施工主はゼネコンや工務店だが、主にはガラス問屋や建材商社を通して発注を受け、同社の専属職人や協力会社が施工にあたっている。

ガラス建材の設置工事は、1日〜3日程度で終わる短期工事が7割を占めており、同社では営業担当者が職人の手配・工程管理まで担当する。また、大阪・東京・仙台・名古屋・福岡の事業所を拠点に全国をカバーしているため、工事エリアも広範囲だ。例えば、大阪支店では、近畿2府4県、四国全域、岡山・鳥取を、約7名の社員と10チームほどの専属職人・協力会社が担当。工事件数は年間1,200件にものぼる。

ANDPAD導入前、同社は社内で共有していた表計算ソフトで工程管理をしていたという。営業担当者はそれぞれ自身が手配した職人の予定を入力していたが、「最新のスケジュールが確認しにくく、施工の手配がスムーズに進まなかった」と村中様は当時を振り返る。

「表計算ソフトの工程管理表は、社内にいれば全員閲覧ができるのですが、外出してしまうと最新の状況が確認できません。そのため、複数の営業担当が1人の職人さんに同日程で依頼をかけてしまったり、入力漏れがあって職人さんに情報が伝わっていなかったりなどの事態が起きていました。また、営業担当が多忙で工程変更を反映し忘れていて、別案件の工程と依頼日程が被ってしまうこともありました。」

また、当時は、職人や協力会社にFAXで施工依頼書や図面、地図などを送っていたが、依頼先のFAXが機器の故障により情報が届かず、「職人さんが現場に入れなかった」という事態が年に数回起きていたという。

そこで村中様は、全現場の工事日程や職人の稼働状況を全員でリアルタイムに共有し、伝達の行き違いや抜け漏れをなくすために、ANDPADボードの導入を決めた。

「テレビCMでANDPADを目にしたときには、短期工事が多い当社の工程管理に合うツールかが分からず、導入は検討していませんでした。しかし、アンドパッド担当者から直接連絡を受け、短期工事の工程管理に向いているANDPADボードの詳細を聞き、『役に立つかもしれない』と考えが変わりました。その後、社内に相談した上で導入を決めました。」

稼働管理・資料共有にかかる手間を削減、情報共有が早くなり職人からも大好評

同社は、ANDPAD導入にあたって専属職人や協力会社を集め、説明会を実施した。ほとんどの職人に抵抗感はなかったというが、一部の職人からは「使いこなせるか不安だ」との声があがったという。

しかし、実際に使いはじめてみると、全員がすぐにスムーズに使いこなせるようになった。「アンドパッド担当者が説明会で丁寧にデモンストレーションをしてくれたおかげで、職人さんたちにもすぐに理解をしてもらえたと思う」と村中様は話す。

では、ANDPADボード導入から約1年経ち、今どんな点を便利に感じているのかを伺った。

「これまで出先では工事日程や職人さんのスケジュールが分かりませんでしたが、今はANDPADボードで最新の状況がわかるので、施工の手配がしやすくなりました。発注が重複するようなケースもなくなりましたね。当社では、支店をまたいで工事を行うケースもあるのですが、他支店の状況も一目で分かるので、わざわざ打ち合わせを行う必要もなくなりました。工事日程が変わったときに、ANDPADボード上の予定をドラッグ&ドロップで動かすだけで編集ができるのも便利ですね。変更内容は協力会社さんに即時に通知がいくので、いちいち連絡をする手間も省けています。」

また、ANDPADボードのタイムライン機能を使った資料共有は、「職人さんからも非常に好評」だと村中様は語る。

「以前は、図面や地図を印刷してFAXで送ることが多かったのですが、今はPDF化した資料一式をタイムラインにアップすれば資料を共有できるようになり、手間も紙の使用量も減らすことができました。これまでは営業担当者の忙しさに比例して、新しい案件の情報を早く共有できるときもあれば、直前にならないと資料を送れないときもあって、職人さんたちは気を揉んでいたと思います。ただ、現在はANDPADボードに資料をアップするだけでよくなったので、営業担当者の動きが早くなり、職人さんたちも『予定が組みやすくなった』と言ってくれています。地図表示もわかりやすいですし、営業担当者とのコミュニケーションがANDPADボード上で完結するので助かっていると大変好評です。」

さらに、ANDPADボードは、施工品質の向上にも役立っているという。

「以前は、職人さんからFAXで作業完了報告を受けていたのですが、今はANDPADボードで写真付きの報告を受けています。仕上がりを写真でも確認できるようになったのは、品質管理の観点でもメリットは大きいです。」

電話本数70%削減、1件あたりのリードタイムも30%削減

ANDPADボードの導入によって、どこからでも最新の工事日程を確認できる体制を整えた同社。また、電話やメール、FAXで行っていたやりとりもANDPADボードで行うことで情報共有がスピーディになり、電話のやりとりは70%ほど減ったという。

「以前は、職人さんや協力会社さんからひっきりなしに電話がかかってきましたが、ANDPADボードの導入によって電話でのやりとりは激減しました。また、社外でもカレンダーを更新できるようになったので、わざわざ会社に戻って工程管理表を更新する手間もなくなりました。工程管理全体が効率化したことで、1件あたりのリードタイムも30%ほど減ったと感じています。」

工程管理にかける時間を削減できたことで、同社では残業時間の20%削減も実現した。現在では、業務の効率化によって生まれた時間を営業活動に充て、さらなる事業拡大を目指している。

「工程管理にかける時間が少なくなった分、お客様とのコミュニケーションや新しい案件の情報収集に時間を割けるようになりました。今後は、当社の製品を活用していただける業界をさらに拡大していきたいと考えています。将来的には、ANDPADボードに集約されているデータも活用しながら、売上向上を目指していきたいと思います。」

最後に、今後どのようにANDPADを活用していくか、その展望を伺った。

「使い勝手が良くなるように、これまでもさまざまなカスタマイズに対応していただいています。今後もアンドパッド担当者と密にコミュニケーションを取り、生産性向上につながるような利用方法を模索していきたいです。」

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