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ANDPAD黒板の活用で、写真付き報告書の作成時間を大幅に短縮、現場情報の共有化により施工ミスも削減

丸電工業株式会社 様

従業員規模 21〜50名
利用機能
課題
  • 撮影した画像の整理に手間がかかり、報告書作成に丸二日間かかるケースも
  • 工事部員が業務に追われており、工事部全体で同じようなミスが頻発
  • 上司も多忙を極めていて、部下とのコミュニケーションが不足し、管理が手薄に
効果
  • ANDPAD黒板の活用で、報告書作成時間が約9割削減
  • 工事写真の撮影がスマホで完結するので、悪天候時もスムーズに
  • ANDPADによる情報共有で、施工ミスの対処方法や新たに見出した施工方法など、有益な情報を工事部全体に水平展開

丸電工業株式会社様のご紹介

ビル・住宅等の屋内電気設備工事の設計・施工・メンテナンス、太陽光発電システムの設計・施工などを手がけている丸電工業株式会社様。1932年の創業以来、「お客様第一主義」の企業理念を貫き、お客様が安心し、満足できる工事を追求している老舗企業である。

丸電工業様は、2021年にANDPAD施工管理、ANDPAD黒板を導入している。今回は、丸電工業株式会社 工事部 次長 安田洋様に、ANDPAD導入の経緯や導入後の変化についてお話を伺った。創業90年以上の歴史を誇る丸電工業様が、社員の負担軽減に向けて取り組んだ新しいチャレンジに、ぜひ注目してほしい。

社員の負担軽減と現場情報の共有化を目指し、ANDPADを導入

電気設備工事を通じて、電気の供給を支えている丸電工業様は、社会インフラを支える重要な工事を担う社員の育成にも尽力している。資格取得支援制度を整え、社員のスキルアップを全面的にサポートしているのも、その取り組みのひとつだ。

また、丸電工業様は、社員の高齢化に対応するため、2020年より新たな人材の採用強化と業務効率化を積極的に推進してきたという。しかし、「工事部員の負担軽減」「情報の共有化による工事部員のレベルアップ」「上長による部下の管理」は恒常的な課題になっていたと、安田様は語る。

「当時は、工事部員が業務に追われており、工事部全体で同じようなミスが頻発していました。ミスの対処方法や新たに見出した施工方法など、有益な情報を工事部全体に水平展開できていなかったことがミスが頻発した理由のひとつだと思います。上司も多忙を極めていて、部下とのコミュニケーションが不足しており、管理も手薄になっていました。」

これらの課題を解決するツールを探していたタイミングで、安田様はアンドパッド担当者から、ANDPADを活用した解決策の提案を受ける。「ANDPADが業務改革のツールになる」と感じた安田様は、2021年ANDPAD導入に踏み切った。

しかし、PCやスマートフォンを使い慣れていない高齢の社員も多く、当初は「操作が面倒」「余計な仕事が増える」「導入して何が変わるのか」という否定的な声が上がり、なかなか利用が浸透しなかったという。そんな流れを大きく変えたのは、「ANDPAD黒板」の導入にあたって、アンドパッド担当者が開催した説明会だった。

「実際の操作方法をレクチャーしていただいたことで、『こんな風に使えるのか』『自分にもできそうだ』と社員のモチベーションが上がり、一気に利用が進みました。黒板機能が、まさに工事部員が求めていた機能と合致していたことも利用が進んだ要因だと思います。社員に使用してもらうためにも、私自身もANDPADの活用に積極的に取り組みました。アンドパッド担当者からレクチャーを受けたり、質問のチャット等も活用しながら操作方法を覚えました。」と、安田様は話す。

ANDPAD黒板の導入によって、黒板付き写真の整理・管理を効率化

ANDPAD黒板の利用によって、丸電工業様では、「黒板の作成・撮影」「報告書作成」「現場情報の共有」に関わる課題が解決したという。

ANDPAD黒板導入前は、手書きの黒板を事前に用意して、各現場ごとに異なる必要事項を書いてから、デジカメで撮影していたという。書いては消してを繰り返すため、非常に手間がかかり、雨の日には、黒板のチョークやマーカーが薄れてしまう問題も発生していた。では、ANDPAD黒板の導入後、黒板作成・撮影のフローはどのように変化したのだろうか。安田様に聞いた。

「黒板を持ち運ぶ必要がなくなりましたし、スマートフォン上で黒板の大きさを変えながら撮影ができるので、アングルを考えて黒板を設置する手間もなくなりました。事前に工種や工区、部位などの必要情報を入れた黒板データを作成しておけば、該当の黒板を選択して呼び出し、スムーズに撮影ができるので非常に便利です。スマートフォンでの撮影で完結するので、悪天候の時も問題なく対応できています。」

次に、工事部員の大きな負担となっていた「報告書作成」における課題について伺った。

「以前はデジカメからPCに写真を取り込み、必要な写真を表計算ソフトに貼り付けて報告書を作成していたのですが、まず取り込んだ画像の整理に時間を取られていました。現場の場所や撮影目的を思い出したり、必要な写真を探し出したりするのに時間がかかり、写真整理から報告書作成まで丸二日間かかるケースもありました。」と、安田様は当時を振り返る。

その点、ANDPAD黒板は、事前にフォルダ分けをしておけば、写真をアップロードする際に自動的に黒板付きの写真が分類されて格納される。導入後は、写真の整理にかかっていた手間や時間が大幅に削減できたという。

「黒板の写真を選択して、ANDPADに用意されているフォーマットに読み込めば、簡単に写真付きの報告書をPDFで出力できます。掲載する写真の枚数を2~6枚のパターンから選択できたり、表紙をつけたりできるのも便利です。黒板の内容もコメント欄に転記されるので、いちいち入力せずに済んでいます。」

また、ANDPADの利用浸透によって、「現場情報の共有」にも変化があった。以前は、紙や口頭ベースでの情報共有が中心で、「最新の図面がない」「変更が発生したと聞いていない」というトラブルが発生していたという。

「今は最新図面などのデータをANDPADに保存しているため、工事に関わる全員がスマートフォンで現場の情報をリアルタイムで確認できます。必要な図面が手元になくて職人さんに指示が出せず、施工のタイミングを逃すような事態もなくなりました。撮影してほしい箇所を職人さんに伝えやすくなり、現場状況の可視化にも役立っています。図面や納入仕様書など、膨大な資料を持ち歩く必要がなくなったので、カバンが軽くなったと工事部員も喜んでいます。」

報告書作成時間が約9割削減。幸福度の高い企業を目指し、今後もANDPADを活用

現在、丸電工業様では、ANDPAD黒板の利用をスムーズに進めるために、現場ごとの案件情報や黒板データを作成する専任担当を配置している。工事部員がすぐにANDPADを利用できる状況を作ることで、現場管理の負担軽減を図ったという。その結果、ANDPADに作成された案件に対して、黒板が100%登録されるほど利用が進んでいる。現在実感している成果について、安田様に聞いた。

「最も業務効率が上がったのは、報告書作成です。以前は、表計算ソフトを使用しての報告書作成に8時間ほど時間を要していましたが、ANDPAD導入後は作成時間が1時間となり、大幅に時間を短縮できました。また、最新図面や現場情報をリアルタイムで共有できるようになったことで、施工の手戻りやミスも減少しています。全体の案件の進捗管理も可能になり、部下の管理にも効果を発揮しています。」

ANDPAD導入によって、社員の負担軽減を図り、業務効率化を大きく前進させた丸電工業様。最後に、今後の展望について安田様に伺った。

「ANDPADなどのツールを活用し、社員や協力会社間のコミュニケーションを充実させて、仕事の進めやすい職場環境を作っていきたいと考えています。魅力ある職場を作ることで工事部員の採用を進め、スケールメリットによって売上・利益を伸ばし、社員に利益を還元したいです。今後も社員が高い幸福度を感じられるような企業を目指していきます。」

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