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残業時間を27%削減、紙の使用量も63%削減を実現。合理化、省力化が施工品質の改善にもつながる

タナカホーム株式会社 様

従業員規模 21〜50名
利用機能
課題
  • 複数システムの利用で、写真や図面の一元管理ができず、残業やミスの原因になっていた
効果
  • 写真、図面、検査記録などを一元管理。作業を短縮でき、残業時間は平均で26.5%減
  • 遠隔での打ち合わせが可能となり、電話は約3割減少。担当者の移動時間も6〜7%削減
  • 紙の使用量を63%削減。確実に経費の削減、粗利率の向上につなげている

データ管理、進捗の見える化などシステムの一元化でANDPADを選択

タナカホームがANDPADを導入したのは2020年。以前は、複数のシステムを使っていたことから煩雑になっていた。さらに写真や図面の一元管理ができていなかったことから作業に時間がかかり、それが残業時間の増加につながり、現場のミスにつながっていた。
システムの一元化を図るにあたり重視したポイントは、写真付き報告とその管理ができること、社内検査のフォーマットがあること、図面資料の一元管理ができることなどであり、施工の進捗状況の見える化や、協力会社との打合せ回数を削減したいという思いがあった。
このような視点から選んだシステムがANDPADである。

残業時間減で働き方改革が進む協力会社との連携もスムーズに

導入当初は、操作方法を覚えるのに時間がかかり、同社の営業チーム、協力会社ともに使用状況は低かったものの、使用に慣れてくるに従って効果を発揮した。
現在、主に工務部門における現場管理ツールとしての使用がメイン。仮契約からアフターサービスまで一貫しての進捗確認とタスク管理を行っている。
ANDPADを使用しているどの部門においても導入効果は非常に高いと感じている。特にメインである工務部門において顕著だ。
導入時の大きなテーマの一つであったのが図面資料の保存や管理。ANDPADの導入により、図面をはじめ検査記録、写真なども含め、データの一元管理を実現し、合理化に大きく寄与した。こうした合理化・省力化などにより作業時間が短縮され、残業時間は平均で26.5%減を実現しており、働き方改革を大きく進めることになった。
一方、担当者の移動時間削減率は6〜7%減程度と、まだ大きな成果にはつながっていないものの、現場に行かなくても打ち合わせができるようになり、同時に問合せや確認など電話のやり取りの回数は導入前に比べて約3割減少した。協力業者とのやり取りがANDPADのチャットなどに置き換わり、各種変更などの情報が関係する業者の間ですぐに情報共有できることなどが要因だ。こうしたなかで協力業者との連携はよりスムーズになり、施工品質の改善にもつながっているという。
また、これまでに紙の使用量を63%削減することができた。金額に換算すると一現場当たり220円、年間削減額は2万3100円と大きな数字とは言えないが、確実に経費の削減、粗利率の向上につなげている。さらに細かなところではあるが、地図(案内)機能も、そのちょっとした使い勝手から現場で好評だという。導入して1年半ほどだが、「課題全体の45%程度は解消できたと思う」と手応えを感じている。

今後のテーマは進捗管理の進化顧客満足度向上にも

今後、ANDPADの活用をさらに深化させ、タナカホーム全体の経営改善などにつなげていきたい考えだ。
工期全般で言うと、一件当たりのリードタイムは一週間程度短縮された。成果が出つつもまだまだ道半ばであり、今後、進捗確認の面でさらに使いこなしていくことをテーマとしている。
前期の売上高は前期比で2.48%増、粗利益は4.43%増。ANDPADの導入が粗利率の改善や工期の短縮などにつながりつつはあるものの、まだまだ十分とは考えておらず、合理化・省力化、働き方改革などをさらに進め、その改善に取り組んでいく。
さらに、こうした効果を施主にもフィードバックしていきたいと考えている。現状、合理化や省力化が顧客満足度向上などにはつながっておらず、今後の課題としてつなげていきたい考えだ。

地域に必要とされる100年企業を目指す
標準で高スペックな“北国のあったかエコ住宅”

タナカホーム株式会社
青森県八戸市根城8丁目14-9
https://tanakahome.net

 タナカホームは、青森県南を中心に青森県、岩手県で注文住宅、分譲住宅を展開、今期は計128棟を計画している。創業は昭和48年と、その歴史は古く、これまでに新築1400棟、リフォーム6000棟を手掛けてきた。目指すのは「地域に必要とされる100年企業」だ。
 経営理念に「家づくりは幸せづくり」を掲げる。これは家づくりとは建てることが目的なのではなく、末永く安心して暮らすこと、幸せな未来をつくることが目的だということだ。具体的には、施主に対して「3つの安心」を提案する。高品質な安心できる住宅を建て、メンテナンスやアフターサポートなど建てた後の安心を創出。無理のない資金計画などの提案により将来にわたって安心を創出する。
その住宅は「北国のあったかエコ住宅」をテーマに、吹付ウレタン断熱やトリプルガラスの標準採用で、Ua値0.28、C値0.3と北国の厳しい寒さにも耐えるもの。全物件BELSを取得し、ZEH認定工務店でもある。そのほか高い耐震性や省エネ性、第一種熱交換型換気システムや通気工法により空気環境や結露・カビ対策なども高いレベルで実現している。
標準仕様で高いスペックを持ち、省エネ性など価格以上の価値が20代後半~30代の子育て世代から高い評価を受けている。タナカホームで家を建てたオーナーからの紹介が多いことも、その満足度が高いことをうかがわせる。
来年50周年を迎えるタナカホーム。地域密着をモットーに、「幸せづくり」の家づくりに取り組む。

(ハウジングトリビューン9/27号掲載)

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