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ANDPADに登録された資料の数が進捗状況を可視化する1つの指標

セック株式会社 様

従業員規模 101〜300名
利用機能
課題
  • メールやFAXが中心のため担当者しか分からない情報が多く、図面変更や工程の遅れに後から気づくケースも
効果
  • チャットで工事進捗がすぐに分かり、意思疎通が滞っている部分を早く解消できるように
  • 図面や写真をいつでも共有できるため、移動中の時間を有効活用できた
  • 現場情報を全員で共有でき、何が問題なのかを全員で考えられるように

セック株式会社様のご紹介

コンビニエンスストア、飲食店、スーパーマーケット、専門店など、多彩な商業空間を創造するセック株式会社様。店舗開発から、設計・デザイン、建築施工、維持管理までトータルに手がけ、創業より50年以上、信頼と実績を積み重ねてきた総合エンジニアリング会社である。2009年に、オフィス家具・店舗什器の分野で国内トップのシェアを誇る、東証一部上場企業・オカムラグループに参画。「技術立社」としての信念のもと、グループ各社の技術領域を掛け合わせながら、質の高い空間を生み出している。

今回は、全国の支店・営業所の営業支援、ANDPAD導入の社内承認・運用を推進されてきた、営業本部 首都圏第一営業部 執行役員部長 谷口様と、支店のトップとして、発注から工事管理までを統括する、首都圏第一営業部 京橋支店 支店長 大石 健吾 様にお話を伺った。

5年後10年後の為に備え店舗情報の履歴を残したかった

セック様には、2019年より、流通店舗の建築施工を担う部門でANDPADを導入いただいている。
ANDPADを知っていただくきっかけとなったのは、経営セミナーに参加された際、ANDAPD代表の稲田の話を聞いたことだった。そこでANDPADのサービス内容を知って、谷口様は興味を持たれたという。
「ANDPAD導入の目的は大きく二つでした。まず1つに、メールや電話で行っている協力会社様とのやりとりをスムーズにし、記録に残すこと。そして2つ目に、5年後、10年後に発生する店舗のメンテナンスニーズを把握するために、工事履歴を残して、案件を一括管理すること。この2つを実現するために、ANDPAD導入を提案しました。」と谷口様。

しかし、提案段階でコストの観点から反対意見も出ていたという。
「当初は費用対効果出るのかという懐疑的な意見もありました。そこで、ANDPADの営業担当者の方と相談して、導入後の費用対効果を算出、他社の成功事例などを教えていただいた上で、資料を作成して経営陣に説明しました。こうした甲斐もあり導入を決めることができました。」

導入にあたり、社内の運用ルールを3枚の資料にまとめ、ANDPADのマニュアルと一緒に配布するなど導入浸透を促したが、その中でも説明会の実施が効果的だったと大石様は語る。
「ANDPADの担当者の方に来ていただいて、協力会社様の方々に向けて説明会を実施したのですが、みんなで一緒に実際のスマホ画面を見ながら操作をしたので、便利さを肌で実感できましたね。今思うと、導入に向けた第一歩として、すごく効果的だったと思います。」

こうして徐々に浸透が進み、現在、各営業所にANDPAD推進者を置き、打ち合わせを行うなどして、利用浸透を図っている。大石様には社員のANDPADが活用されているか確認するために、チェックしているポイントがあるという。
「写真や図面など、ANDPADに登録されている資料の保存数はチェックしていますね。複雑な案件は、チャットも閲覧して、協力会社様とのやりとりが密にできているかを確認します。こうしたANDPADの活用度が、案件が順調に進んでいるかの1つの指標になっています。」

使えば使うほどANDPADが手放せなくなっている

ANDPADを利用する上で便利だと実感されている機能をお二人に伺った。
「やはりチャット機能は便利ですね。今までは、メールやFAXでのやりとりが中心だったので、担当者しか分からない情報も多く、図面変更や工程の遅れに後から気づくことがありました。今は、図面や資料が随時更新されていきますし、施工・設計・営業・協力会社別のチャットを開けば、工事進捗もすぐに分かるので、指示がしやすくなりましたね。関係者間の意思疎通が滞っている部分も早めに分かり、解消できるようになりました。従来のコミュニケーションに対して特に疑問は持っていなかったのですが、導入した結果、実は課題があったことに気づきました。」と大石様。

全国の拠点を回り、営業支援を行っている谷口様も、同じくコミュニケーションが取りやすくなったと語る。
「社内のPCでしか確認できなかった図面や写真をいつでも共有できるので、新幹線での移動中にも指示が出せるようになり、時間を有効活用できています。導入以前は一部で反対意見もありましたが、現在では社長もANDPADで現場の状況を確認していたり、時折コメントも送られるなど積極的に活用していますね。」

特にセック様では、数週間の短期工事よりも、数か月かかる大規模工事の方が、より情報を取り出しやすく、導入効果が高いと感じているという。
「一部の協力会社様には、先行してANDPADを使っていただいていますが、みなさんスムーズに使いこなしています。ANDPADを開けば情報がすべて揃っているので、やりとりの手間が省けていますね。支店のメンバーに、進捗状況を細かく聞くこともなくなりました。社員からは、ANDPADがないと困るといった声も上がっています。ANDPADは、使えば使うほど手放せなくなるツールです。」と大石様は評価してくださった。

ANDPADで状況を把握してるから現場でのやり取りもスムーズに

セック様にも、新型コロナの感染拡大は影響を及ぼしている。特に京橋支店は、ビジネス街に位置する店舗を担当しているため、緊急事態宣言による人出の減少を受け、新規出店や改装の工事を一旦ストップするお客様が増加したそうだ。また、社員の方々の働き方も大きく変わったという。
「当社では現在(緊急事態宣言中)、出社率を30%以下にし、在宅勤務を推進しています。工事現場には、アルコール消毒液を設置し、検温も徹底していますね。新型コロナの影響で働き方が一変し、オンライン会議ツールやチャットツールなどを当たり前に使うようになりました。コロナ禍だったからこそ、ANDPADを利用するという重要性が高まり、浸透したと思います。」と谷口様。

ANDPADを使って、現場の情報共有がリアルタイムに行えることで、様々なメリットを感じているという。
「図面や写真を全員で確認し、何が問題なのかを全員で考えられるようになったことが大きいですね。同じ鮮度の情報を共有することができるのでメールだけではできなかったコミュニケーションが、今はできています。これがANDPADを利用する一番のメリットですね。」と谷口様。

大石様も、「写真やチャットで現場の様子をタイムリーに確認できるようになったので、進捗状況や協力会社様の考えなどを事前に把握した上で、現場へ向かえます。問題になりそうな時には随時サポートに入れますし、現場に入って最初から深い話ができるようになったと思います。」

セック様は今後、協力会社のANDPAD利用をさらに本格化させていき、さらに受発注等の業務も含めてANDPADに案件情報を一元的に管理していく構想もあるという。
まだ浸透を進めている段階の拠点もあり、こうした拠点において活用促進する雰囲気を醸成していくことが今後の課題だと語っていただいた。
全国に店舗を展開するコンビニエンスストアや飲食店、物販店などを取引先に持ち、建築、内装、設備を総合に取組むセック様。ANDPADを通して今後のさらなる進化に期待していきたい。

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