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ANDPADボードで外注管理をDX、効率的な作業発注でコストダウンと施工品質向上を目指す

株式会社プロスパー 様

株式会社プロスパー様のご紹介

岐阜県羽島市の本社を拠点に、埼玉県さいたま市の関東支社と連携しながら、アクリル板材の製造・加工・販売に取り組んでいる株式会社プロスパー様。大手商業施設のテナントや食品スーパー、アパレルショップを彩る店舗装飾品や陳列什器、店内サインなどを中心に、工作機械のカバー・部品等も製造するモノづくり企業である。「BETTER〜人の心を豊かにする空間と体験を創造するモノづくり企業〜」を理念に掲げ、全国のお客様のニーズに合った商品をオーダーメイドかつ短納期で製造し、信頼を獲得してきた。

今回は、購買や生産管理等を担当しながら、営業・外注管理も兼務している、株式会社プロスパー 執行役員 管理部部長 糸魚川 友宏様にお話を伺った。ANDPADボードの運用施策や導入後の成果に、ぜひ注目してほしい。

 

案件増加により協力会社への依存が加速、外注施工費の増加が課題に

プロスパー様は、プラスチック加工品の製造を主軸とするモノづくり企業だ。ただ、看板等の取付には付帯工事のニーズがあるため、社内に一定の施工人員を置いている。以前は、社内の人員で工事に対応ができていたが、リーマンショック以降、状況が大きく変わったと糸魚川様は語る。

「リーマンショックの影響で小売業が縮小になり、新規出店の大型案件が減って既存店舗の改修案件が増えました。案件単価は下がったものの、案件自体は増加していったため、数多くの現場を請けて売上を上げる状態になりました。結果として、自社の人員では案件の増加に対応しきれず、協力会社への依頼が増え、外注施工費がかさんでいったのです。」

リーマンショック以降、3期連続赤字となったことを受け、プロスパー様では製造業に強いコンサルタントに支援を要請。生産性の向上を図り、2016年には過去最高益を達成した。しかし、外注施工費は依然として増加を続け、利益を圧迫していたという。

「売上拡大を目指す上では、付帯工事前提で受注する案件も断れません。そうなると外注施工費も増加してしまいます。ジレンマを抱え、もがいているような毎日でした。」と、糸魚川様は当時を振り返る。

また、プロスパー様には、他にも外注施工費増加の要因があったという。それが、営業担当者や協力会社間での情報共有不足だった。プロスパー様の本社では、糸魚川様を含め6、7名の営業担当が在籍。営業担当は、案件の受注から協力会社の手配まで一気通貫で行っているが、以前は誰がどの現場を担当し、どの職人に施工を依頼しているか、担当者にしか分からない状態だったという。

「複数の営業が同じ商業施設で、同日に別の職人さんを手配していたり、一人の職人さんに営業全員が同日程の工事を依頼したりすることが発生していました。社内で連携が取れおらず、協力会社からマイナスイメージを持たれるのではと懸念していました。」

案件情報の管理も、スマートフォンのアプリやPC、ホワイトボードなど、担当者それぞれが別のツールで行っており、統一化されていなかった。そのため、協力会社には事前に工事情報が伝わっていなかったという。

「工事当日に完成製品や図面を渡し、作業内容を指示していたので、職人さんが最適な工具や人員を準備できない事態が起きていました。一番困ったのは、工事に行ったものの、工具等の不足で工事ができず、出戻りになるケースです。職人さんに支払う費用は当社負担になるため、外注施工費を押し上げていました。」

 

ANDPADボードで、案件情報や職人の手配状況を可視化

この状況を変えるため、プロスパー様はANDPADボードの導入を決定。外注施工費削減と利益率向上と同時に、案件を効率的に振り分けることで、協力会社との関係をより強固にする狙いもあっての決断だった。

「以前からANDPADに興味はありましたが、当社のような短工期の現場で運用するイメージが持てませんでした。『ANDPADボード』のサービス開始に合わせて提案を受け、これなら協力業者の手配に役立ちそうだと感じました。」と、糸魚川様は話す。

プロスパー様は、2021年9月よりANDPADボードの運用を本格稼働。受注情報や工事発注先をANDPADボードに入力し、案件の状況をリアルタイムに可視化する取り組みを始めた。「営業担当がどれだけ情報を入力するかが成功のポイント」と考えた糸魚川様は、ANDPADボードを活用したコストダウンを主導する「施工管理課」を新設。専任担当者が情報入力の声がけをするなど、こまめにフォローする体制を整えた。

ANDPADボードの管理画面は、今週・来週の予定が一覧で確認できるホワイトボードのようなものだ。プロスパー様では、営業担当者ごとに色分けし、各々の予定が一目で確認できるようにしている。工事日程や場所、自社車両の利用有無などは、基本情報に入力する仕様だ。資料・図面の共有やチャットができるタイムライン機能も活用しているという。

「これまではA・B・C社の協力会社に、営業担当がそれぞれ工事を依頼している状態でした。今は、ANDPADボードで、同じエリア内に時間帯が違う工事があると分かるので、営業担当が異なる案件もA社にまとめて発注し、外注費の削減につなげています。また、事前に作業内容を共有することで、職人さんは最適な工具を準備できて出戻りを防げます。当月・翌月の予定も把握できるので、協力会社も安心して仕事ができますし、私自身も全体の案件数が把握できて助かっています。」と、糸魚川様。

では、ANDPADボード導入にあたって、社内外の反応はどうだったのだろうか。

「日々の業務に追われ、改善に向けた打ち合わせができていない状態だったので、ANDPADボード導入に反発する社員は一人もいませんでした。ただ、協力会社や職人さんの中には、『今までのやり方を変えたくない』と難色を示した人もいます。そんな方には、膝詰めでメリットを伝えました。ANDPADボードで事前に作業内容が分かれば、作業時間短縮が見込めますし、1日に複数現場で作業すれば売上アップにもつながるからです。」

本格運用1ヶ月で施工外注費率の削減に成功、お客様・協力会社・自社の「三方良し」の実現へ

プロスパー様では、ANDPADボード導入によって、コロナ禍前の39期(2019年度)の施工外注費率15%を、41期(2021年度)では14%にすることを目標に掲げ、約1,000万円のコストダウンに取り組んでいる。糸魚川様は、「2021年9月の運用開始後、早速成果が表れ始めた」と驚く。

「9月の速報値では、目標14%に対して12.2%という結果となりました。9月は繁忙期のため、通常は外注施工費が多くなるのですが、目標をクリアする結果となったのは非常に大きいと思います。本格運用後1ヶ月で成果が出たのは、社員の自信にもなりますし、活用推進を進める上で職人さんへの宣伝材料にもなります。」

最後に、今後の展望について糸魚川様に伺った。

「近江商人の言葉に『三方良し』という言葉がありますが、ANDPADボードを活用して、その実現を目指したいです。私たちがお客様からいただいた工事を効率良く段取りし、協力会社に間違いのない情報を事前に伝えることで、施工品質が向上します。私たちの業務効率化も進み、お客様と綿密に打ち合わせをする時間が確保できます。お客様は安心して当社に仕事を依頼することができ、売上向上につながります。そして、当社から協力会社に多くの仕事を安心して発注できるようになります。このように、三方のモチベーションが高まるような、良い循環で仕事ができる体制を実現したいです。」

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