エクステリア工事業務の効率化の結果、顧客から”大満足”の声

センスオブリゾート株式会社のご紹介

「あなたの庭を、より快適に美しく」をコンセプトに、ガーデン・エクステリアの設計・施工からメンテナンス、屋外空間のスタイリングまで、幅広く手がけているセンスオブリゾート株式会社様。家族構成やライフスタイル、ペットの存在も大切に考えた庭づくりが高い評価を受け、お客様からの紹介やリピートで事業を拡大している注目企業だ。2019年には、耐久性・デザイン性に優れたガーデンファニチャー専門店をオープンし、2020年には、屋外で使用できるクッション「CUSHION TAILOR」を開発。「お庭で過ごす時間の素晴らしさを伝えたい」と、自宅の庭でリゾートにいるような開放感が味わえる「アウトドアリビング」を提案し、新しいチャレンジを続けている。

今回は、お客様に寄り添った庭づくりに力を注ぐガーデンデザイナーであり、経営者として先進的な取り組みを続ける、センスオブリゾート株式会社 代表取締役 林 恵美子様に、ANDPAD導入の経緯や導入後の成果を伺った。

事業拡大を機にANDPADを採用、煩雑だった業務の効率化に取り組む

センスオブリゾート 社屋

岐阜県羽島市の本社を拠点に、2つのオフィスを構えるセンスオブリゾート様。岐阜県では「COLORGARDEN（カラーガーデン）」、京都府では「LUCENT（ルーセント）」というブランドを展開。センスオブリゾート様が創り上げた上質な屋外空間は、数多くのコンテストで表彰されている。もともとは林様がひとりで立ち上げた事業だったが、2018年の会社設立時に3名のプランナーを増員。お客様からの依頼が増加し、「自分で管理できるキャパシティを超えはじめた」と感じたという林様は、当時の課題を振り返える。

「当時はスマートフォンのコミュニケーションアプリを使用して、グループを作り、社員や協力業者さんと情報を共有していました。お付き合いの長い職人さんが多いため、やりとりには時折プライベートな話題が混ざっていましたが、それも仕事に良い影響を生んでいました。しかし、さまざまな会話が飛び交うことで、いざ現場で問題が起きた時、経緯をさかのぼって確認するのが大変でした。現場の状況が時系列になっていないので、情報が取り出しにくかったですね。依頼が増えるにつれ、私以外の社員が携わっている案件も十分把握できなくなっていました。」

当時は、多くの協力業者に図面や地図をFAXで送ったり、印刷した資料を持参する手間もあったという。しかし、届けたはずの資料が「手元にない」「紛失した」というトラブルも発生。資材を現場に届ける商社の納期連絡や現場との調整も、すべて間に入らなければならず、電話がひっきりなしに掛かってきていたという。

そんな時、林様はとある工務店から依頼された外構工事に参加。そこで初めて、施工管理アプリの存在を知ったという。

「施工管理アプリを使用すればもっと効率良く業務が進められると、期待を持って使用してみました。しかし、当社に導入するのであれば、もっと操作性に優れたアプリが良いと感じたんです。自分で色々と探し始めた時に、出会ったのがANDPADでした。直感的に使いやすいと感じたのが導入の決め手でしたね。」と林様は語る。

業務効率化の結果、顧客から”大満足”の声

林 恵美子代表取締役

センスオブリゾート様では、ひとりの担当者が設計から施工、アフターフォローまで一貫して対応するスタイルを採用している。

「ANDPADが自分の目となり、足となって現場管理をサポートしてくれます。私たちのように、担当者が幅広い業務を兼務している会社には、ANDPADは本当にぴったりです。私は会う人にいつも勧めていますよ。」と笑顔だ。しかし、社員や協力業者にANDPADの利用が浸透するまでに、1年程度はかかったという。

「職人さんたちは、最初ANDPADの操作を面倒だと感じたようです。ANDPADを導入した意味や効果を時間をかけて伝え、理解していただきましたね。あとは私自身が手本となるように、ANDPADを使い込んでいきました。」と林様。

導入から3年が経った現在では、9割の協力業者がANDPADを使いこなしており、「便利になった」と声が上がるという。特に利便性を感じている点は案件管理やチャットでの情報共有だと林様は言う。

「私たちの工事には、解体業、土木工事、左官業、水道工事、電気工事など、多くの専門業者さんに参加していただきます。これまでは、それぞれの業者さんに資料を渡し、注意事項も伝えていましたが、今はANDPADにアップすればすぐに情報が共有ができます。協力業者さんが撮影した写真をもとに指示が出せるので、現場への訪問回数も削減できましたね。また、水道管の場所といった工事の注意点や資材の置き場所など、細かい情報も全業者で共有ができるので、業者間をつなぐ電話も減りました。社員が管理している現場の進捗もチェックできて、随時アドバイスができるので助かっています。」

写真管理もANDPADで統一したことで、データを探す時間が大幅に削減されたという。

「当日の作業完了報告や、構造上写真に残しておいてほしい部分は、協力業者さんにANDPADで写真撮影をしていただいています。先日、数年前に施工したお客様から、地面が陥没したので確認に来てほしい、必要があれば直してほしいというご依頼をいただきました。ANDPAD上に画像が保存されていて、工事履歴も残っていたので、対応がスムーズでしたね。以前使っていたスマホのコミュニケーションアプリの場合、一定期間を過ぎると画像が消えてしまったり、職人さんの判断で画像を削除してしまったりするので、管理が行き届いてなかったと思います。ANDPADを導入していなければ、情報を探し出すのに苦労したでしょうね。」

工事に関わる全業者に向けて、一斉に通知ができる機能も便利だと感じられているそうだ。

「現場にゴミが落ちていたり、資材が散乱していたりと、お客様からクレームがあった際に、岐阜・京都の全業者さんに注意事項を一斉に通知できるので、同じミスを防止できています。台風が接近している時などに、すぐに現場養生をお願いできるのも便利ですね。」

また、顧客目線を活かして庭づくりに取り組む、センスオブリゾート様ならではのエピソードも教えてくださった。

「お客様宅のペットのお名前を、ANDPADで共有したりしています。外構工事の場合、ペットへの影響を考えるお客様も多いので、工事に入った協力業者さんたちがペットのお名前を呼ぶだけで、一気に現場が和むんです。お客様からも驚かれますよ。」と林様。

さらに林様は、現場の一体感を高めるために、さらにANDPADの活用を促す取り組みも行われているという。

「協力業者さんにも完成した現場を見ていただきたいので、完工の写真とお客様からいただいたアンケートをチャットにアップして、工事を締めくくっています。ANDPAD導入後は、担当者と職人さんのアンケート評価が、『満足』から『大変満足』に変わってきています。これも現場がスムーズに進んでいる証ですね。お客様の評価を協力業者さんに共有し、感謝を伝えることで、職人さんたちが次も良い評価をキープしようと頑張ってくださるんです。」と林様は語る。

IT技術を活用しつつ、温かみのあるチームとやりがいにも繋がる職場環境をつくる

現場がスムーズに進むことで、顧客満足度が上がったセンスオブリゾート様。業務上のロスや手間の削減により、粗利率も向上したという。ANDPAD導入後の変化についても伺った。

「私個人の感覚では、これまで現場管理にかけていた時間は半減したと思います。電話やFAX、現場訪問の回数も減り、時間に余裕が生まれましたね。その分、お客様とのコミュニケーションに力を入れています。もうANDPADを使う前には戻れないですね。」とANDPADを評価してくださった林様。

さらには、協力業者の姿勢にも変化が生まれたという。

「職人さん同士がANDPADでやりとりできるようになったので、お互いに気を配りながら、自発的に動いてくれたり、情報発信したりする雰囲気が生まれています。資材商社さんにも参加していただいて、現場とのダイレクトなコミュニケーションも生まれています。私たちは、工事に関わる全協力業者さんとひとつのチームになり、現場を進めていくことを大切にしています。ANDPADの導入によって、現場のコミュニケーションが改善され、作業の行き違いもなくなりました。工事に関わる人たちが網目状につながってきています。」

最後に、ANDPADを活用されている林様より、ANDPAD導入を検討されている企業へメッセージをいただいた。

「これからの時代は、効率化や生産性向上だけではなく、作り手の思いといったハートの部分も大切になってくると思います。ANDPADの導入により、手間や無駄はもちろんなくせますが、当社では、現場でのチームワークの強化や、お客様の満足にも貢献してくれています。機能面や利便性だけではなく、ANDPADがもたらした温かみのようなものを私は伝えたいですね。」

「社員や協力業者さんの仕事をスムーズにするものは何でも取り入れたい」と、IT導入に積極的な林様。今後は、ANDPADの新機能をはじめ、他のITツールの導入も検討し、次のステップを目指していく構えだ。人と人とのつながりを大切に成長を続けるセンスオブリゾート様の今後に、引き続き注目していきたい。